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★ あしひきの やまよりきせば
さおしかの つまよぶこえを きかましものを
★ あしひきの山を通ってきたのなら、男鹿が妻を呼ぶ
声を聞いただろうに・・・・
巻10－2148 鹿鳴を詠める
あしひきの→枕詞
さおしかの つまよぶこえを きかましものを
★ あしひきの山を通ってきたのなら、男鹿が妻を呼ぶ
声を聞いただろうに・・・・
巻10－2148 鹿鳴を詠める
あしひきの→枕詞
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★ やまのへに いゆくさつをは おおかれど
のにもやまにも さをしかなくも
★ 山のあたりに獲物を求めて行く、猟師の数は多いのに
それでも山にも野にも男鹿は妻を求めて鳴くことです
巻１０－2147 鹿鳴を詠める
のにもやまにも さをしかなくも
★ 山のあたりに獲物を求めて行く、猟師の数は多いのに
それでも山にも野にも男鹿は妻を求めて鳴くことです
巻１０－2147 鹿鳴を詠める
[0回]
★ やまちかく いえやをるべき さをしかの
こえをききつ いねかてるかも
★ 山近くの家に居るべきでしょうか・・・
男鹿の声を聞き続けて、寝られないことです
巻10－2146 鹿鳴を詠める
こえをききつ いねかてるかも
★ 山近くの家に居るべきでしょうか・・・
男鹿の声を聞き続けて、寝られないことです
巻10－2146 鹿鳴を詠める
[0回]
★ あきはぎの こひもつきねば
さをしかの こへいつぎいつぎ こひこそまされ
★ 秋萩を恋する気持ちもまだ終わらないのに
男鹿の声が次々と響いてきて、秋の恋心は
つのるばかりです。
巻10－2145 雁を詠める
さをしかの こへいつぎいつぎ こひこそまされ
★ 秋萩を恋する気持ちもまだ終わらないのに
男鹿の声が次々と響いてきて、秋の恋心は
つのるばかりです。
巻10－2145 雁を詠める
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★ かりくれば はぎはちりぬと
さをしかの なくなるこえも うらぶれにけり
★ 雁がやってきたので、萩の季節は終わったとして
男鹿の鳴くらしい声もわびしくうらぶれてしまったことです。
巻10－2144 雁を詠める
さをしかの なくなるこえも うらぶれにけり
★ 雁がやってきたので、萩の季節は終わったとして
男鹿の鳴くらしい声もわびしくうらぶれてしまったことです。
巻10－2144 雁を詠める
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