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★ ゆふかげに きなくひぐらし
ここだくも ひごとにきけど あかぬこえかも
★ 夕日の中に来て鳴いているひぐらしよ。しきりに
毎日聞くのに、飽きない声であることです。
巻10－2157 蝉を詠める
ここだくも→多く
ここだくも ひごとにきけど あかぬこえかも
★ 夕日の中に来て鳴いているひぐらしよ。しきりに
毎日聞くのに、飽きない声であることです。
巻10－2157 蝉を詠める
ここだくも→多く
[0回]
★ あしひきの やまのとかげに なくしかの
こえきかすやも やまだもらすこ
★ あしひきの山の陰で鳴く鹿の声をお聞きになりましたか？
山田をお守りのあなた。
巻10－2156 鹿鳴を詠める
こえきかすやも やまだもらすこ
★ あしひきの山の陰で鳴く鹿の声をお聞きになりましたか？
山田をお守りのあなた。
巻10－2156 鹿鳴を詠める
[0回]
★ あきはぎの さきたるのへに
さをしかは ちらまくをしみ なきゆくものを
★ 秋萩の咲いている野辺を、男鹿は萩が散ることを
惜しんで鳴きながら行くものを
巻10－2155 鹿鳴を詠める
さをしかは ちらまくをしみ なきゆくものを
★ 秋萩の咲いている野辺を、男鹿は萩が散ることを
惜しんで鳴きながら行くものを
巻10－2155 鹿鳴を詠める
[0回]
★ なぞしかの わびなきすなる
けだしくも あきののはぎや しげくちるらむ
★ どうして鹿はさびしげに鳴くのだろう。きっと
秋の野の萩が、しきりに散っているのだろう。
巻10－2154 鹿鳴を詠める
けだしくも あきののはぎや しげくちるらむ
★ どうして鹿はさびしげに鳴くのだろう。きっと
秋の野の萩が、しきりに散っているのだろう。
巻10－2154 鹿鳴を詠める
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★ あきはぎの さきたるのへは
さをしかそ つゆをわけつつ つまどひしける
★ 秋萩の咲いている野辺では、男鹿が、露を押し分けながら、
妻を求めたことです
巻10－2153 鹿鳴を詠める
さをしかそ つゆをわけつつ つまどひしける
★ 秋萩の咲いている野辺では、男鹿が、露を押し分けながら、
妻を求めたことです
巻10－2153 鹿鳴を詠める
[0回]