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万葉歌手、辻友子のブログへようこそ! http://tomoko.ciao.jp
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★ あわゆきは ちへにふりしけ 

  こひしくの けながきわれは みつつしのはむ

★ 泡のようなぼたん雪は幾重にも降りしきれ。恋した

  ことの日々を長く重ねた私は、それを見ながらあなたを

  偲ぼう

   巻10-2334  柿本人麻呂歌集

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★ ふるゆきの そらにけぬべく こふれども

   あふよしをなみ つきそへにける

★ 降る雪が空にけてしまうように、わが身も消えてしまいそうに

  恋うのだけれど、逢うすべもなく月が経ってしまった事です。

   巻10-2333   柿本人麻呂歌集

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★ さよふけば いでこむつきを

    たかやまの みねのしらくも かくしなむかも

★ 夜が更けると出て来る月を、高山の峯の白雲は

  隠してしまうだろう

  巻10-2332   月を詠める

さ→聖性を表す接頭語

高山→高い山の事で固有名詞ではない

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★ やたののの あさぢいろづく あらちやま

    みねのあわゆき さむくふるらし

★ 八田の野の浅芽が黄葉しはじめた。あの有乳山は峰の沫雪が冷たく

  降っているらしい。

巻10-2331      黄葉を詠める

浅芽→丈の低いチガヤ

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★ いもがため ほつえのうめを たおるとは

    しづえのつゆに ぬれにけるかも
  
  ★ 妻のために 上の枝の梅を手折ろうとして、

    下の枝の露に濡れてしまいました

   巻10-2330   露を詠める

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