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★ きみこずは かたみにせむと
わがふたり うゑしまつのき きみをまちいでむ
★ あなたが来ないら形見にしようと、私と二人でうえた松の木
その松ではないけれど、あなたを待つことにしましょう。
巻11→2484 柿本人麻呂歌集
松→待つに通じる
わがふたり うゑしまつのき きみをまちいでむ
★ あなたが来ないら形見にしようと、私と二人でうえた松の木
その松ではないけれど、あなたを待つことにしましょう。
巻11→2484 柿本人麻呂歌集
松→待つに通じる
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★ しきたへの ころもでかれて たまもなす
なびきかぬらむ わをまちかてに
★ 敷栲の袖も離れ離れのまま、美しい藻のように靡き
寝ているのだろうか。私を待ちかねて。
巻11－2483 柿本人麻呂歌集
敷栲→枕詞→共寝の為に敷く布
なびきかぬらむ わをまちかてに
★ 敷栲の袖も離れ離れのまま、美しい藻のように靡き
寝ているのだろうか。私を待ちかねて。
巻11－2483 柿本人麻呂歌集
敷栲→枕詞→共寝の為に敷く布
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★ みなそこに おふるたまもの うちなびき
こころはよりて こふるこのころ
★ 水底に生える美しい藻のように、こころはあなたにすっかり
靡きより恋しく思っているこの頃です。
巻11－2482 柿本人麻呂歌集
こころはよりて こふるこのころ
★ 水底に生える美しい藻のように、こころはあなたにすっかり
靡きより恋しく思っているこの頃です。
巻11－2482 柿本人麻呂歌集
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★ おほのらに たどきもしらず しめゆひて
ありかつましじ わがこふらくは
★ 大野にどうという手立てもわからぬまま、標縄を張ったものの
とてもこのままではいられない。私の恋しさは。
巻11－2481 柿本人麻呂歌集
たどき→手立て
ありかつましじ わがこふらくは
★ 大野にどうという手立てもわからぬまま、標縄を張ったものの
とてもこのままではいられない。私の恋しさは。
巻11－2481 柿本人麻呂歌集
たどき→手立て
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★ おおのらに たどきもしらず しめゆひて
ありかつましじ わがこふらくは
★ 大野にどうという手立てもわからないまま、
標縄をめぐらしてみたけれど、このままではいられない。
私の恋しさは・・・
巻11－2481 柿本人麻呂歌集
ありかつましじ わがこふらくは
★ 大野にどうという手立てもわからないまま、
標縄をめぐらしてみたけれど、このままではいられない。
私の恋しさは・・・
巻11－2481 柿本人麻呂歌集
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