忍者ブログ
万葉歌手、辻友子のブログへようこそ! http://tomoko.ciao.jp
[67]  [68]  [69]  [70]  [71]  [72]  [73]  [74]  [75]  [76]  [77
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

PR
★ いしせのに あきはぎしのぎ  うまなめて

   はつたかがりに  せずやわかれむ

★石瀬野に秋の萩を折り伏せ、馬を並べて

 最初の鷹狩りさえしないのでしようか

         大伴家持

  巻19-4249

拍手[0回]

★ あらたまの としのをながく あひみてし

    そのこころひき  わすれめやも

★あらたまの年月長く会って来た。その心に引かれて

 忘れることがどうしてできよう

        巻19-4248

拍手[0回]

★ あまぐもの  そきへのきわみ  わもへるきみに

    わかれむひ   ちかくなりぬ

★天雲の遠ざかる果てまで、私がお慕いするあなたと

 お別れする日が、近くなりました。

                阿倍老人

  巻19-4247

拍手[0回]

★ おきつなみ  へなみなこしそ  きみがふね

    こぎかへりきて   つにはつるまで

★沖の波も岸の波も船べりを越すな。君の御船が

 漕ぎ帰って来て港に泊まるまで

    ・な~そ→禁止

      巻19-4246

拍手[0回]

★ そらみつ 大和の国 あをによし

  奈良の都ゆ 押し照る 難波に下り

  住吉の 御津の船乗り  直渡り

  日の入る国に 遣はさゆ 

  わが背の君を 懸けまくも

  ゆゆし畏き  住吉の

  わが大御神  船の舳

  領き坐し  船どもに

  み立ちいまして さし寄らむ

  磯の埼埼  漕ぎ泊てむ

  泊泊に   荒き風

  波に遇はせず  平けく

  率いて帰りませ  本の国家に

★ そらみつ   やまとのくに

  あをによし  ならのみやこゆ

  おしてる    なにわにくだり

  すみのえの   みつにふなのり

  ただわたり    ひのいるくにに

  つかはさゆ   わがせのきみを

  かけまくの   ゆゆしかしこし

  すみのえの   わがおほみかみ

  ふなのへに   うしきいまし

  ふなどののに   みたちいまして

  さしよらむ   いそのさきざき

  こぎはてむ   とまりとまりに

  あらきかぜ   なみにあわせず

  たひらけく   ゐてかえりませ

  もとのみかどに

★ そらみつ大和の国の あおによし

  奈良の都から 押し照る難波に下り

  住吉の御津で船に乗って まっすぐに

  海を渡って日が没する国に派遣される

  わが君を口にするのもはばかられる

  恐れ多い住吉のわが大君たちよ、

  船の先に鎮ずまりし  船の後に

  お立ちくださって、船が泊まる

  港々に到るまで、荒い波に逢わせない様にして

  無事におつれ帰りください。本国に

     ・そらみつ→枕詞
     ・あおによし→枕詞

    巻19-4245

拍手[0回]

カレンダー
03 2025/04 05
S M T W T F S
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30
ブログ内検索
プロフィール
HN:
辻友子
性別:
女性
自己紹介:
万葉を歌う歌手、辻友子のブログ。くわしくはホームページを!
Copyright © 万葉歌手辻友子 All Rights Reserved.
Designed by 10p
Powered by Ninja Blog

忍者ブログ [PR]