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万葉歌手、辻友子のブログへようこそ! http://tomoko.ciao.jp
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★ ふるころも うつつるひとは

  あきかぜの たちくるときに ものおもふものぞ

★ 古い衣を打ち捨てるように、恋人を捨ててしまった人は

  秋風の吹き始める時に、物を思うものです。

    巻11-2626

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★ あはなくに ゆふけをとうと へいにおくに

   わがころもでは またそつぐべき

★ 逢えないので、夕占を占うために、袖を切って

  幣として神に捧げ置くので、私の袖は又更に

  袖を継ぎ足す(そのように、袖を継ぎ交わして

  妻と共寝ができることです)

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★ くれないの こそめのころも いろふかく

   しみにしかばか わすれかねつる

★ 紅の色濃く染めた衣のように、心に

  深く染みてしまったからでしょうか?

  あなたのことを忘れられないでいます。

    巻11-2624

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★ くれなゐの やしほのころも あさなさな
 
  なれはすれども いやめづらしも

★ 紅色に深く染めた衣は、朝ごとに着て

  慣れ親しみはするけれど、馴れた妻は

  ますます、心惹かれる思いがします。

   巻11-2623 

  八入→一度染めることを一入と言う

  いや→いよいよ、ますます

  めづらし→強く心惹かれる

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★ しかのあまの しまやききぬの なれぬれど

   こひというものは わすれかねつも

★ 志賀の海人の着るごわごわとした塩焼きの衣が、着慣れて

  やわやわとなるように慣れ親しみはしたが、

  恋というものは忘れられないものです。

  巻11-2622  

 なれぬれど→着古して繊維がくたくたになる意

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