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★ みちのへの くさをふゆのに ふみからし
われたちまつと いもにつげこそ
★ 道の辺の草をまるで冬の野原のように踏み
枯らして、私は立って待っていると妻に
告げてほしい
巻11－2776
こそ→希求
われたちまつと いもにつげこそ
★ 道の辺の草をまるで冬の野原のように踏み
枯らして、私は立って待っていると妻に
告げてほしい
巻11－2776
こそ→希求
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★ やまたかみ たにへにはへる たまかずら
たゆるときなく みむよしもがも
★ 山が高いので、谷の辺りに延びている玉葛のように
絶えることなくあなたを、みるてだてが欲しいものです。
巻11－2775
・よし→手立て、手段
・もがも→願望
たゆるときなく みむよしもがも
★ 山が高いので、谷の辺りに延びている玉葛のように
絶えることなくあなたを、みるてだてが欲しいものです。
巻11－2775
・よし→手立て、手段
・もがも→願望
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★ かむなびの あさじのはらの うるはしみ
わがもふきみが こえのしるけく
★ 神名火山のほとりの、浅小竹原が美しいように
美しいと私が思っているあなたの声がはっきりと・・・
巻11－2774
・ うるはしみ→恋人への賛美
・ 声の著けく→表面に事態や結果がはっきりと現れる意
わがもふきみが こえのしるけく
★ 神名火山のほとりの、浅小竹原が美しいように
美しいと私が思っているあなたの声がはっきりと・・・
巻11－2774
・ うるはしみ→恋人への賛美
・ 声の著けく→表面に事態や結果がはっきりと現れる意
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★ さすたけの よごもりてあれ わがせこが
わがりしこずは われこひめやも
★ 生え延びる竹の節のように、家に隠っていてください。
あなたが私のもとに来なければ、これほど私は恋に
苦しむ事はないのに・・・
巻11－2773
・さす竹の→竹の生え延びるさま
わがりしこずは われこひめやも
★ 生え延びる竹の節のように、家に隠っていてください。
あなたが私のもとに来なければ、これほど私は恋に
苦しむ事はないのに・・・
巻11－2773
・さす竹の→竹の生え延びるさま
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★ まののいけの こすげをかさに ぬはずして
ひとのとほなを たつべきものか
★ 真野の池の小菅を笠に編み縫うこともしないのに
人の浮名を遠くにまで立たせて良いはずはありません。
巻11－2772
・遠名→遠くまで届く噂・評判
ひとのとほなを たつべきものか
★ 真野の池の小菅を笠に編み縫うこともしないのに
人の浮名を遠くにまで立たせて良いはずはありません。
巻11－2772
・遠名→遠くまで届く噂・評判
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