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★ みずくくる たまにまじれる いそがひの
かたこひのみに としはへにつつ
★ 水に沈んで玉に混じっている磯貝の片貝のように
私の恋は片思いだけで、年月が過ぎて行く・・
巻11－2796
かたこひのみに としはへにつつ
★ 水に沈んで玉に混じっている磯貝の片貝のように
私の恋は片思いだけで、年月が過ぎて行く・・
巻11－2796
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★ きのくにの あくらのはまの わすれがい
われはわすれじ としはへぬとも
★ 紀の国の 飽等の浜の忘れ貝のように、
わたしはあなたのことを忘れないでしょう。
いくつ月日が経ったとしても
巻11－2795
われはわすれじ としはへぬとも
★ 紀の国の 飽等の浜の忘れ貝のように、
わたしはあなたのことを忘れないでしょう。
いくつ月日が経ったとしても
巻11－2795
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★ こもりづの さわたづみなる いはねゆも
とほしておもふ きみにあはまくは
★ 隠れたところに沢のあふれ出る水が
岩盤をも通して流れるように、思います
あなたに逢いたいという気持ちは・・・
巻11－2794
・沢たづみ→タヅミ→あふれ出る水
とほしておもふ きみにあはまくは
★ 隠れたところに沢のあふれ出る水が
岩盤をも通して流れるように、思います
あなたに逢いたいという気持ちは・・・
巻11－2794
・沢たづみ→タヅミ→あふれ出る水
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★ たまのをの あひだもおかず みまくほり
わがもふいもは いへとほくありて
★ 玉の緒の間がないように、始終逢いたい
私の妻は、家が遠くて
巻11－2793
・玉の緒の→枕詞
わがもふいもは いへとほくありて
★ 玉の緒の間がないように、始終逢いたい
私の妻は、家が遠くて
巻11－2793
・玉の緒の→枕詞
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★ たまのをの うつしごころや
ねんげつの ゆきかはるまで いもにあはずあらむ
★ 玉の緒のこのうつつ心で、年月が変わり行くまで
妻に逢わずに居られるだろうか？
巻11－2792
・玉の緒の→枕詞
・現し心→理性のある確かな心ではない
ねんげつの ゆきかはるまで いもにあはずあらむ
★ 玉の緒のこのうつつ心で、年月が変わり行くまで
妻に逢わずに居られるだろうか？
巻11－2792
・玉の緒の→枕詞
・現し心→理性のある確かな心ではない
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