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万葉歌手、辻友子のブログへようこそ! http://tomoko.ciao.jp
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★ かへらまに きみこそわれに 
 
  たくひれの しらはまなみに よるときもなき

★ 反対にあなたこそ私に、栲の領布のような白い

  浜波と同じく、寄る時もないほどです。

    巻11-2823

かへらまに→逆に、反対に

領布の→枕詞

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★ たくひれの しらはまなみの よりもあへず

   あらぶるいもに こひつつそをる

★ 栲の領布のような白い浜波のように、寄ることも

  できず 邪険なあなたに恋焦がれている。

      巻11-2822

  荒ぶる→つれなく邪険にする

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★ このまより うつろふつきの かげををしみ

  たちもとほるに さよふけにけり

★ 木の間を通って、西へ移って行く月の光を惜しんで

  あちこちと歩いている内に。夜も更けてしまった

  事です。

        巻11-2821  
  
・もとほるに→行ったり来たりして歩き回る

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★ かくだにも いもをまちなむ さよふけて

   いでこしつきの かたぶくまでに

★ せめてこのような状態のままでも、あの子を

  待っていましょう。夜が更けて出てきた月が西に

  傾くまでに

     巻11-2820

 ・かくだにも→以下の月を状態

 ・さ夜更けて→「さ」→接頭語→夜の聖性

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★ おしてる なにはすげかさ おきふるし

   のちはたがきむ かさならなくに

★ 照り渡る難波の菅で作った笠を、置いたまま

  古びさせて、誰が着けるような笠でしょうか

       巻11-2819

・ 押し照る→枕詞

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