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万葉歌手、辻友子のブログへようこそ! http://tomoko.ciao.jp
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★ あしがもの すだくいけみず あふるとも

   まけみぞのへに われこえめやも

★ 葦鴨が、多く集まり、池の水が溢れるようなことがあっても、

  あらかじめ用意された、溝の方に、私が越えることなど

  どうしてあろう。

       巻11-2833 水に寄せて思ひを喩ふ

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★ やまかわに うへをしふせて もりあへず

   としのやとせを わがぬすまひし

★ 山川に 筌を伏せおいて 番をしても魚を

  守りきれない。そのように、八年もの

  長い間、わたしは密かに親の目を盗んで

  あの子のもとに通い続けた

    巻11-2832 魚に寄せて思ひを喩ふ

   ・筌→魚を捕る道具

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★ みさごゐる すにゐるふねの ゆふしほを

  まつらむよりは われこそまされ

★ みさごがいる洲に乗り上げている舟が、夕潮が満ちてくるのを

  待つよりは、私があなたを待つ思いの方がまさっている。

     巻11-2831 船に寄せて思ひを喩ふ

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★ あづさゆみ ゆつかまきかへ なかみさし

    さらにひくとも きみがまにまに

 ★ 梓弓の弓束の皮を、新しく取り替えて

   他に視線を送っては、また引きそうにする

   どうなさろうともお心のままで

      巻11-2830  弓に寄せて思ひを喩ふ

  未詳部分が多いので、中西進先生の訳を

  引用させていただきました。

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★ こころしも おおくありなむ とりかへて

    きればやきみが  おもわすれたる

★ 衣ならばたくさんあっても良いけれど、衣ならぬ

  恋人を取り替えて、着るからあなたは私の顔を

  忘れているのだろう。

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