忍者ブログ
万葉歌手、辻友子のブログへようこそ! http://tomoko.ciao.jp
[655]  [656]  [657]  [658]  [659]  [660]  [661]  [662]  [663]  [664]  [665
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

PR
★ いにしへの ひとのうえけむ すぎがゑに

  かすみたなびく はるはきぬらし

★ 昔の人が植えたという杉の枝に、霞がたなびいている。

  春が来たらしい。

    巻10-1814   柿本人麻呂歌集

拍手[0回]

★ まきむくの ひばらにたてる はるがすみ

  おぼにしおもはば  なづみこめやも

★ 巻向くの檜原に立ち込める春霞のように

  ぼんやりといい加減におもうのなら

  どうしてこれほどまでに苦労してやってこようか

    巻11-1813 柿本人麻呂歌集

 ・おぼにし→いい加減に、おぼろに、

 ・なづみ→なづむ→行き悩む、難渋するの意

拍手[0回]

★ ひさかたの あまのかぐやま このゆふべ 

   かすみたなびく はるたつらしも

★ ひさかたの天の香具山には、この夕方に

  霞がはなびいているらしいよ。

  春が来たのかなあ

     巻10-1812 

・ひさかたの→枕詞

拍手[0回]

★ いくばくも ふらぬあめふゑ

  わがせこが みなのここだく たきもとどろに

★ それほど降らない雨なのに、わたしのいとしの君は

  わが背の君の、噂がこんなにも、まるで滝の音の

  とどろくばかりに・・・

   巻11-2840  滝に寄せて思ひを喩ふ

・「み名のここだく→ミ→尊敬
          名→噂
          ここだ→程度の甚だしいの意









拍手[0回]

★ かくしてや なほやまもらむ 

  おおあらきの うきたのもりに しめあらなくに

★ このようにして、いつまでも守って行くのでしょうか。

  私は浮田の杜の標ではないのに

    巻11-2839  標に寄せて思ひを喩ふ

拍手[0回]

カレンダー
07 2025/08 09
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31
ブログ内検索
プロフィール
HN:
辻友子
性別:
女性
自己紹介:
万葉を歌う歌手、辻友子のブログ。くわしくはホームページを!
Copyright © 万葉歌手辻友子 All Rights Reserved.
Designed by 10p
Powered by Ninja Blog

忍者ブログ [PR]