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★ はなさきて みはならずとも
ながきけに おもほゆるかも やまぶきのはな
★ 花が咲いて、実はならなくても、ずっと長い日に
心の内から離れない山吹の花です
巻10－1860
ながきけに おもほゆるかも やまぶきのはな
★ 花が咲いて、実はならなくても、ずっと長い日に
心の内から離れない山吹の花です
巻10－1860
[0回]
★ うまなめて たかのやまへを
しろたへに にほはしたるは うめのはなかも
★ 馬を並べて、タクー高の山べを真っ白に彩っているのは
梅の花よ
巻10－1859
しろたへに にほはしたるは うめのはなかも
★ 馬を並べて、タクー高の山べを真っ白に彩っているのは
梅の花よ
巻10－1859
[0回]
★ うつたへに とりははまねど なははへて
もらまくほしき うめのはなかも
★ 必ずしも、鳥がついばむわけではないけれど
縄をはって守りたいほどの梅の花であることです。
巻10－1858
・うつたへに→必ずしも～でない
もらまくほしき うめのはなかも
★ 必ずしも、鳥がついばむわけではないけれど
縄をはって守りたいほどの梅の花であることです。
巻10－1858
・うつたへに→必ずしも～でない
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★ としのはに うめはさけども
うつせみの よのひときみし はるなかりけり
★ 毎年、梅の花は咲くけれど、現世の人であるあなたには
春がないことです。
巻10－1857
・春なかりけり→君は不出世か？
うつせみの よのひときみし はるなかりけり
★ 毎年、梅の花は咲くけれど、現世の人であるあなたには
春がないことです。
巻10－1857
・春なかりけり→君は不出世か？
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★ わがかざす やなぎのいとを ふきみだる
かぜにかいもが うめのはなちる
★ 私が髪にさす柳の糸のような、枝を吹き乱す風が
妻のかざしの梅の花を散らしているだろう
巻10－1856
・ 散るらむ→現実推量
かぜにかいもが うめのはなちる
★ 私が髪にさす柳の糸のような、枝を吹き乱す風が
妻のかざしの梅の花を散らしているだろう
巻10－1856
・ 散るらむ→現実推量
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