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★ はるかすみ たなびくけふの ゆふづくよ
きよくてるらむ たかまとののに
★ 春の霞がただよっている今日の夕月は
清らかに照っているだろう
巻10－1874 月を詠める
きよくてるらむ たかまとののに
★ 春の霞がただよっている今日の夕月は
清らかに照っているだろう
巻10－1874 月を詠める
[0回]
★ いつしかも このよのあけむ
うぐひすの こづたひちらす うめのはなみむ
★ 早くこの夜は明けて欲しい。鶯が枝を伝っては散らす
梅の花を見たいものです。
巻10－1873
・ いつしかも→「し」は強意→待ち望む気持ちを表す
「か」は疑問
うぐひすの こづたひちらす うめのはなみむ
★ 早くこの夜は明けて欲しい。鶯が枝を伝っては散らす
梅の花を見たいものです。
巻10－1873
・ いつしかも→「し」は強意→待ち望む気持ちを表す
「か」は疑問
[0回]
★ みわたせば かすがののへに かすみたち
さきにほへるは さくらばなかも
★ 見渡すと春日の野原のあたりで、霞が立って
色も美しく咲いているのは桜の花であることです
巻10－1872
さきにほへるは さくらばなかも
★ 見渡すと春日の野原のあたりで、霞が立って
色も美しく咲いているのは桜の花であることです
巻10－1872
[0回]
★ はるさらば ちらまくをしき うめのはな
しましはさかず ふふみてもがも
★ 春が去ると、ちってしまうのがおしいうめのはなよ。
しばらくは咲かないで蕾のままでいて欲しい
巻１０－1871
・もがも→願望」
しましはさかず ふふみてもがも
★ 春が去ると、ちってしまうのがおしいうめのはなよ。
しばらくは咲かないで蕾のままでいて欲しい
巻１０－1871
・もがも→願望」
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★ はるさめは いたくなふりそ さくらばな
いまだみなくに ちらまくをしも
★ 春雨はひどく降らないで・・桜の花をまだ
見ないのに 散ってしまうのが惜しいことです
巻10－1870
・な～そ→禁止の意
いまだみなくに ちらまくをしも
★ 春雨はひどく降らないで・・桜の花をまだ
見ないのに 散ってしまうのが惜しいことです
巻10－1870
・な～そ→禁止の意
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