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★ わがせこに こひてすべなみ はるさめの
ふるわきしらず いでてこしかも
★ 私の愛しい人が恋しくて仕方が無いので、
春雨の降るのも構わずに出て来てしまった
巻10－1915
・すべなみ→手段が無いので、どうしようもないので
ふるわきしらず いでてこしかも
★ 私の愛しい人が恋しくて仕方が無いので、
春雨の降るのも構わずに出て来てしまった
巻10－1915
・すべなみ→手段が無いので、どうしようもないので
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★ こひつつも けふはくらしつ
かすみたつ あすのはるひを いかにくらさむ
★ 恋しく思いながらも、今日一日を暮らしました。
霞が立つ明日の春の日を、どうやって暮らしましょう
巻10－1914
かすみたつ あすのはるひを いかにくらさむ
★ 恋しく思いながらも、今日一日を暮らしました。
霞が立つ明日の春の日を、どうやって暮らしましょう
巻10－1914
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★ みわたせば はすがののへに たつかすみ
みまくのほしき きみがすがたか
★ 見渡すと、春日野のほとりに立つ霞よ。
その霞を見るように、あなたのすがたをみたいものです
巻10－1913
みまくのほしき きみがすがたか
★ 見渡すと、春日野のほとりに立つ霞よ。
その霞を見るように、あなたのすがたをみたいものです
巻10－1913
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★ たまきはる わがやまのうへに たつかすみ
たつともうとも きみがまにまに
★ 霊魂の極まる命を持つ私、その私が住む山の
頂にかかる霞のように、立つとしても坐るとしても
あなたのお心のままに
巻10－1912
・ たまきはる→枕詞→霊魂の極まる命
たつともうとも きみがまにまに
★ 霊魂の極まる命を持つ私、その私が住む山の
頂にかかる霞のように、立つとしても坐るとしても
あなたのお心のままに
巻10－1912
・ たまきはる→枕詞→霊魂の極まる命
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★ さにつらふ いもをおもふと かすみたつ
はるひもくれに こひわたるかも
★ 丹色も美しく照り映えるあの子のことを思うと
霞の立つ春の日も、暗々として恋い慕い続けることでです。
巻10－1911
・ さ丹つらふ→枕詞
はるひもくれに こひわたるかも
★ 丹色も美しく照り映えるあの子のことを思うと
霞の立つ春の日も、暗々として恋い慕い続けることでです。
巻10－1911
・ さ丹つらふ→枕詞
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