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万葉歌手、辻友子のブログへようこそ! http://tomoko.ciao.jp
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★ いそのうへに おふるこまつの なをおしみ

   ひとにしらえず こひわたるかも

★ 磯の上に生えている小松、その小松の浮き名の立つのが

  惜しいので、人に知られることも無く恋い続けていることです。

    巻12-2861   柿本人麻呂歌集

 ・名を惜しみ→浮き名がたつのが惜しい

  小松に女性を寄せている

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★ やつりがは みなそこたえず ゆくみずの

  つぎてそこふる このとしころを

★ 八釣川の水底を絶えず流れて行く水のように、

  ずっと恋い焦がれています。この数年の間を・・・

    巻12-2860   柿本人麻呂歌集

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★ あすかがは たかかはよかし こえこしを

  まことこよひは あけずもいかぬ

★ 飛鳥川の水かさの高いところをお避けになって

  越えてきたものの、本当に今夜は明けずに行けるのだろうか?

   巻12-2859    柿本人麻呂歌集

・高川避かし→し→敬語

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★ いもにこひ いねぬあしたに ふくかぜは

   いもにふれなば わがむたはふれ

★ 妻に恋して寝られない朝に吹く風は、

  もし、妻に触れたのならば、私にも一緒に

  触れておくれ

    巻12-2858   柿本人麻呂歌集

 ・ わが共→共→~とともに、~と一緒に

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★ すがのねの ねもこのごろに てるひにも

  ひめやわがそで  いもにあはずして

★ 菅の根のように、隅々まで照りつける日射しにも

  乾くことなどありましょうか?私の涙に濡れた袖は・・・

  あの子に逢うことも無いので・・・・

    巻12-2857    柿本人麻呂歌集

 ・ ねもこのごろに→隅々まで念入りに照りつける意

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