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★ ひとづまに いふはたがこと
さごろもの このひもとけと いふはたがこと
★ 人妻に声を掛けるのは誰の言葉でしょう。
さ衣の、この紐解けと 言うのは誰の言葉でしょう
巻12－2866
・ さ衣→さ→聖性を示す接頭語
さごろもの このひもとけと いふはたがこと
★ 人妻に声を掛けるのは誰の言葉でしょう。
さ衣の、この紐解けと 言うのは誰の言葉でしょう
巻12－2866
・ さ衣→さ→聖性を示す接頭語
[1回]
★ たまくしろ まきねるいもも あらばこそ
よのながけくも うれしかるべき
★ 美しい腕輪を巻くように、手枕をして寝る
妻でもいるのならばこそ、夜の長いのも
嬉しいことにちがいないでしょうが・・・
巻12－2865
・玉くしろ→枕詞
くしろ→腕輪
よのながけくも うれしかるべき
★ 美しい腕輪を巻くように、手枕をして寝る
妻でもいるのならばこそ、夜の長いのも
嬉しいことにちがいないでしょうが・・・
巻12－2865
・玉くしろ→枕詞
くしろ→腕輪
[0回]
★ わがせこを いまかいまかと まちいるに
よのふけぬれば なげきつるかも
★ 私の背の君がいらっしゃることを、今か今かと
待っておりますのに、夜が更けてしまって
嘆いたことです。
巻12－2864
よのふけぬれば なげきつるかも
★ 私の背の君がいらっしゃることを、今か今かと
待っておりますのに、夜が更けてしまって
嘆いたことです。
巻12－2864
[0回]
★ あさのはに たちかむさぶる すげのねの
ねもころたゆゑ わがこひなくに
★ 浅葉野に、立ち生えて、おごそかに古びている
菅の根のように、ねんごろに、あなた以外の
誰にも私は恋していないのに・・・
巻12－2863 柿本人麻呂歌集
・ 神さぶる→もの古りて神々しくなる
ねもころたゆゑ わがこひなくに
★ 浅葉野に、立ち生えて、おごそかに古びている
菅の根のように、ねんごろに、あなた以外の
誰にも私は恋していないのに・・・
巻12－2863 柿本人麻呂歌集
・ 神さぶる→もの古りて神々しくなる
[0回]
★ やまがはの みかげにおふる やますげの
やまずもいもは おもほゆるかも
★ 山川の岸辺に生える山菅のように、止むことなく
妻を思慕するよ
巻12－2682 柿本人麻呂歌集
やまずもいもは おもほゆるかも
★ 山川の岸辺に生える山菅のように、止むことなく
妻を思慕するよ
巻12－2682 柿本人麻呂歌集
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