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★ なかなかに なにかしりけむ
わがやまに もゆるけぶりの よそにみましを
★ なまじっか、どうしてあの人を知ってしまったのだろう。
私のところの山に燃えたつ煙のように、
外から見ていればよかったものを・・・・
巻12－3033
・ なかなかに→なまなかに、なまじっか
わがやまに もゆるけぶりの よそにみましを
★ なまじっか、どうしてあの人を知ってしまったのだろう。
私のところの山に燃えたつ煙のように、
外から見ていればよかったものを・・・・
巻12－3033
・ なかなかに→なまなかに、なまじっか
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★ きみがあたり みつつもをらぬ いこまやま
くもなたなびき あめはふるとも
★ あなたの家のあたりを見続けていましょう。
生駒山に雲よ、たなびかなで。雨が降ろうとも
巻12－3032
・雲なたなびき→な→禁止
くもなたなびき あめはふるとも
★ あなたの家のあたりを見続けていましょう。
生駒山に雲よ、たなびかなで。雨が降ろうとも
巻12－3032
・雲なたなびき→な→禁止
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★ あまぐもの たゆたひやすき こころあらば
われをたのめ またばくるしも
★ 天雲が漂うように、ためらいはちな心を持つのなら
、私を頼みに思わないで。待っていると苦しいものを
巻12－3031
・ 天雲の→枕詞
・ たゆたふやすき→心を決めかねてぐずぐずすること
われをたのめ またばくるしも
★ 天雲が漂うように、ためらいはちな心を持つのなら
、私を頼みに思わないで。待っていると苦しいものを
巻12－3031
・ 天雲の→枕詞
・ たゆたふやすき→心を決めかねてぐずぐずすること
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★ おもひいでて すべなきときは あまぐもの
おくかもしらに こひつつそをる
★ あなたを思い出してしょうがないときは、天雲の奥深さも
知らないほど 果てしなく恋い続けていることです
巻12－3030
おくかもしらに こひつつそをる
★ あなたを思い出してしょうがないときは、天雲の奥深さも
知らないほど 果てしなく恋い続けていることです
巻12－3030
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★ さたのうらに よするしらなみ あひだなく
おもふをなにか いもにあひがたき
★ 佐太の浦に寄せる白波のように、絶え間なく
思っているのに、なぜ、妻に逢うのが難しいのだろう
巻12－3029
おもふをなにか いもにあひがたき
★ 佐太の浦に寄せる白波のように、絶え間なく
思っているのに、なぜ、妻に逢うのが難しいのだろう
巻12－3029
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