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★ さくらをの をふのしたくさ はやくおひば
いもがしたひも とかざらましを
★ 妻が、桜麻の麻原の下草のように、早く
成長したならば、妻の下紐を私が
解くことはなかっただろう
巻12－3049
いもがしたひも とかざらましを
★ 妻が、桜麻の麻原の下草のように、早く
成長したならば、妻の下紐を私が
解くことはなかっただろう
巻12－3049
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★ みかりする かりはのをのの ならしばは
なれはまさらず こひこそまされ
★ 大君が雁をなさる雁種の小野の櫟の木のように
馴れて心を離れるどころか、一層恋しくなります
巻１２－3048
なれはまさらず こひこそまされ
★ 大君が雁をなさる雁種の小野の櫟の木のように
馴れて心を離れるどころか、一層恋しくなります
巻１２－3048
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★ かむさびて いはほにおふる まつがねの
きみがこころは わすれかねつも
★ 神々しくも巌に生える松の根のような、あなたの
揺るぎない心はは忘れられないことです
巻12ー3047
・ 巌→高く、大きな岩
きみがこころは わすれかねつも
★ 神々しくも巌に生える松の根のような、あなたの
揺るぎない心はは忘れられないことです
巻12ー3047
・ 巌→高く、大きな岩
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★ ささなみの なみこすあざに ふるこさめ
あひだもおきて わがおもはなし
★ ささなみが越えるあざに降る小雨。
間も置かず、私は物を思います
巻12－3046
あひだもおきて わがおもはなし
★ ささなみが越えるあざに降る小雨。
間も置かず、私は物を思います
巻12－3046
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★ あさしもの けぬべくのみや ときなしに
おもひわたらむ いきのをにして
★ 朝霜の消えてしまうばかりに、絶え間なく
思いつづけるのだろうか？
命の限りと思って
巻12－3045
・ 時無しに→つねに、止む時無く
・ 朝露の→枕詞
おもひわたらむ いきのをにして
★ 朝霜の消えてしまうばかりに、絶え間なく
思いつづけるのだろうか？
命の限りと思って
巻12－3045
・ 時無しに→つねに、止む時無く
・ 朝露の→枕詞
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