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★ ただひとり ねれどねかねて
しろたへの そでをかさにき ぬれつつこし
★ たった独りで寝てはみたが寝れなくてができずに
しろたへの袖を笠にして、濡れながらもやって来たことだ
巻12－3123
しろたへの そでをかさにき ぬれつつこし
★ たった独りで寝てはみたが寝れなくてができずに
しろたへの袖を笠にして、濡れながらもやって来たことだ
巻12－3123
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★ こころなき あめにもあるか ひとめもり
ともしきいもに けふだにあはむと
★ 無情な雨だなあ。人目をはばかって逢うこともできず
心惹かれるあの子に、せめて今日だけでも逢おうと
思うのに・・・・
巻12－3122
ともしきいもに けふだにあはむと
★ 無情な雨だなあ。人目をはばかって逢うこともできず
心惹かれるあの子に、せめて今日だけでも逢おうと
思うのに・・・・
巻12－3122
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★ わがせこが つかひをまつと かさもきず
いでつつそみし あめのふらくに
★ わが背の君が使いを待つと笠も着けずに 何度も外に
でては 見たことです。雨が降るというのに
巻12－3121
いでつつそみし あめのふらくに
★ わが背の君が使いを待つと笠も着けずに 何度も外に
でては 見たことです。雨が降るというのに
巻12－3121
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★ いまさらに ねそめやわがせこ
あたらたよの ひとよもおちず いめにみえこそ
★ 今さら、どうして共寝などしよう、わが背の君よ
それよりは繰り返しやって来る夜の、一夜もかかす
ことなく、夢に出て欲しい
巻12－3120
あたらたよの ひとよもおちず いめにみえこそ
★ 今さら、どうして共寝などしよう、わが背の君よ
それよりは繰り返しやって来る夜の、一夜もかかす
ことなく、夢に出て欲しい
巻12－3120
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★ あすよりは こひつつあらむ こよひだに
はやくよひより ひもとけわぎも
★ 明日からは、また、逢えずに恋いつづけるだろう。
せめて今夜だけにも早く宵のうちから紐を解いて
愛しい人よ
巻12－3119
はやくよひより ひもとけわぎも
★ 明日からは、また、逢えずに恋いつづけるだろう。
せめて今夜だけにも早く宵のうちから紐を解いて
愛しい人よ
巻12－3119
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