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★ こひしけば かたみにせんと
わがやどに うゑしふじなみ いまさきにけり
★ 霍公鳥が恋しくなったら、形見にしようと、
わが家の庭に植えた藤の花房が波のように今
咲いたことです
巻8－1471 山部赤人
わがやどに うゑしふじなみ いまさきにけり
★ 霍公鳥が恋しくなったら、形見にしようと、
わが家の庭に植えた藤の花房が波のように今
咲いたことです
巻8－1471 山部赤人
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★ もののふの いわせのもりの ほととぎす
いまもなかぬか やまの常陰に
★ もののふの いわせのもりの ほととぎすよ
いまにもないてくれないか。このやまのかげで
巻8－1470 刀理宣令の歌
いまもなかぬか やまの常陰に
★ もののふの いわせのもりの ほととぎすよ
いまにもないてくれないか。このやまのかげで
巻8－1470 刀理宣令の歌
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★ あしひきの やまほととぎす ながなけば
いえなるいもし つねにしのはむ
★ あしひき山霍公鳥よ、おまえが鳴くと、故郷
の家に残した妻のことがいつもおもわれてならない
巻8－1465 沙弥
・あしひきの→枕詞
いえなるいもし つねにしのはむ
★ あしひき山霍公鳥よ、おまえが鳴くと、故郷
の家に残した妻のことがいつもおもわれてならない
巻8－1465 沙弥
・あしひきの→枕詞
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★ ほととぎす こへきくおのに あきかぜの
はぎさかや こえのともしさを
★ 霍公鳥の声を聞く小野、そこに吹く秋風に、はや
萩が咲いたのか、その鳴く声がめったに少なくなったことです
巻8－1486 8－1468 小治田の広瀬王
はぎさかや こえのともしさを
★ 霍公鳥の声を聞く小野、そこに吹く秋風に、はや
萩が咲いたのか、その鳴く声がめったに少なくなったことです
巻8－1486 8－1468 小治田の広瀬王
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★ ほととぎす なかるくににも ゆきてしか
そのなくこへを きけばかなしも
★ 霍公鳥のいない国にも行きたいものだろうだ。
その鳴き声を聞くとつらいことです。
巻8－1467 弓削皇子
そのなくこへを きけばかなしも
★ 霍公鳥のいない国にも行きたいものだろうだ。
その鳴き声を聞くとつらいことです。
巻8－1467 弓削皇子
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