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★ きのくにに やまずかよはむ つまのもり
つまよしこせね つまといひながら
★ 紀の国にいつも通おう。妻の杜よ。
妻を寄り添わせてくれないでしょうか。
妻と言う名のままに・・・・
巻9－1678
つまよしこせね つまといひながら
★ 紀の国にいつも通おう。妻の杜よ。
妻を寄り添わせてくれないでしょうか。
妻と言う名のままに・・・・
巻9－1678
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★ やまとには きこえゆかぬか おほがのの
たけはかりしき いほりせぬとは
★ 大和には、伝わって欲しい。大我野の
竹の葉を敷いて、私が仮寝をするとは
巻9－1677
たけはかりしき いほりせぬとは
★ 大和には、伝わって欲しい。大我野の
竹の葉を敷いて、私が仮寝をするとは
巻9－1677
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★ せのやまに もみちつねしく かみをかの
やまのもみちは けふかちるらむ
★ 旅路の背の山に、黄葉が絶えず降り続けている。
あの神岳の山の黄葉も今日は散っているでしょうか
巻９－1676
やまのもみちは けふかちるらむ
★ 旅路の背の山に、黄葉が絶えず降り続けている。
あの神岳の山の黄葉も今日は散っているでしょうか
巻９－1676
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★ ふじしろなみ みさかをこゆと
しろたへの わがころもでは ぬれにけるかも
★ 藤白のみ坂を越えようろして、白妙の袖は涙に
濡れたことです
巻9－1675 長意吉麻呂
しろたへの わがころもでは ぬれにけるかも
★ 藤白のみ坂を越えようろして、白妙の袖は涙に
濡れたことです
巻9－1675 長意吉麻呂
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★ わがせこが つかひこむかと
いでたちの ここのまつばら けふかすぎなむ
★ わが夫の使いが来ないかと門に出て立つこの松原を
通っていくのだろうか
巻９－1674
いでたちの ここのまつばら けふかすぎなむ
★ わが夫の使いが来ないかと門に出て立つこの松原を
通っていくのだろうか
巻９－1674
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