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万葉歌手、辻友子のブログへようこそ! http://tomoko.ciao.jp
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★つきもひも かはりいけども ひさにふる

     みもろのやまの とつみやところ


★ 月も日も移っていたけれども。久しく

  年を経て変わらない。三緒の山の離宮のちよ

        巻13-3231

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★ 幣ぐらを 奈良より出でて みずたて

  穂積に至り 鳥網張る 坂手を過ぎ

  坂手を過ぎ 石走る 神奈備山に

  朝宮に 仕へ奉て 吉野へと

  入ります見れば 古思ほゆ


★ みてぐらを ならよりいでて みずたて

  ほずみにいたり となみはるさかてをすぎ

  いはばしる かむなびやまに あさみやに

  つかへまつりて よしのへと いりますれば

  いにしへおもほゆ


★ 神への捧げ物を並べる奈良を出てみてぐらを

  穂に穂積に到り、鳥を取る網を坂に張る

  坂手を過ぎ、川が石走り流れる神奈備に

  、朝の宮としてお仕え申して、吉野へと

  お入りになるのを、、昔のことが思われる

       巻13-3230

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★ いくしたて みわすゑまるつ かむぬしの

    うずのたまかげ  みればともしも


★ 玉串の立て神酒を据えてお祭りする神職

  たちが髪華にさした玉かずらを見ると珍しいことよ


      巻13-3229

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★ さざれなみ うきてながるる はくせのかわの

   よるべきなみの いそななきがさぶしさ


★ さざれ波を立てて流れる泊瀬の川よ、

  寄るべき波の磯のないのがさびしいことだよ

       巻13-3226

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★ 天雲の 影さへ見ゆる 隠口の

  泊瀬の川は 浦なみか 船の寄り来ぬ

  磯無みか 海人の釣為ぬ よしゑやし

  浦はなくとも よしゑやし 磯は無くとも

  沖つ波 競ひ漕ぐ入来 白水郎の釣船

★ あまぐもの かげさへみゆる こもりくの

  かくせのかわの うらなみか ふねのよりこぬ

  いそなみか あまのつりぶねの よしゑやし

  浦はなくとも  よしゑやし いそはなくとも

  おきつなみかみ きそひこぐりこ はくすいろうはのつりぶね

        巻13-3225

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