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★ つくばねの ひにぐはまよの ころもはあれど
きみがみけしし あやにきほしくも
★ 筑波山の新しく萌え出た桑の葉でかった蚕の、
その糸で織った衣もよいけれどあなたの
お着物をこそ着とうございます
巻14－2250
きみがみけしし あやにきほしくも
★ 筑波山の新しく萌え出た桑の葉でかった蚕の、
その糸で織った衣もよいけれどあなたの
お着物をこそ着とうございます
巻14－2250
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★かつしかの ままのうらをめぐるを こぐふねの
ふなぎとがさわぐ なみたつらしも
★ 葛飾の真間の浦を漕いでる船の、
船頭たちが騒いでいる。波が立ちはじめた
らしいよ
巻14－3349
ふなぎとがさわぐ なみたつらしも
★ 葛飾の真間の浦を漕いでる船の、
船頭たちが騒いでいる。波が立ちはじめた
らしいよ
巻14－3349
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★ なつそひく うなかみがたの おきつなぎさに
ふねはとどめむもさ よふけにけり
★ 夏麻を根引きするウネ、海上潟の洲に船は
とどめよう。もう夜も更けたことです
巻14－3348
ふねはとどめむもさ よふけにけり
★ 夏麻を根引きするウネ、海上潟の洲に船は
とどめよう。もう夜も更けたことです
巻14－3348
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★ くさまくら このたびのひに つまさかり
いへぢおもうに いえりすべなし
★ 草を枕のこの旅の日に妻が遠く去り、
家道を思うと、生きていく手段が
思い浮かばない
巻13－3347
いへぢおもうに いえりすべなし
★ 草を枕のこの旅の日に妻が遠く去り、
家道を思うと、生きていく手段が
思い浮かばない
巻13－3347
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★ 見欲しきは、雲居に見ゆる うるはしき
とおはねの わらこどもは いざわ出て見む
こと離けば 国に放けなむ こと離けば
家に放けなむ 天地の 神恨めし 草枕
この旅の日に 妻離くべしや
とおはねの わらこどもは いざわ出て見む
こと離けば 国に放けなむ こと離けば
家に放けなむ 天地の 神恨めし 草枕
この旅の日に 妻離くべしや
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