★はるのその　くれないにほふ　もものはな

　　　　　したてるみちに　いでたつおとめ

★春の苑は、紅色が照り映えて、桃の下の照り輝く道に、立ち現れた少女の

　すがたの何と美しいことよ・・・・

　　　　　　　　　　　　　　巻19－4139　大伴家持

　素敵な和歌です。まるで、モネの絵画を連想させます。

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宴席に雪月梅花を読む歌

　★　ゆきのうへに　てれるつくよに　うめのはな

　　　　　おりておくらむ　はしきこもがも

　★　積もった雪の面を照らす月明かりの夜、こんな風流な夜は
　
　　　梅の花を折って愛しい人のもとに贈りたい。そんな相手が

　　　あればよいものを・・・・

　　　　　　　　　　　　巻18－4134　大伴家持

　・雪、月、花を一首の内に、詠み込んだ最初の歌で、後世の

　　日本の美意識の原型が家持の歌に見られる

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★はるのあめは　いやしきふるに　うめのはな

　　　いまださかなく　いとわかみかも

★春雨はしきりに降ってはいるものの、我が家の梅の花は

　まだ咲かないことです。あまりに若すぎるからでしょう

　　　　　　　　　巻４－786　大伴家持

・まだ、幼い娘の縁談を婉曲に断った歌

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歌っています。
お金を頂いて歌っています。

5月30日にリサイタルをします
詳しいことは、ホームページトップに
掲載しております。
これを読んで下さった方、ご縁があると思って
是非、聴きに来て下さいね！

お伝えしたいのは
「日本語の美しさ」「大和言葉」の美しさ、
包容力、言霊・・・色々な言い方ができますが、
いらした方が、なんとなく寛いで、心が洗われたような気持ちに
なってくださったら、最高です。元気も出たら、言う事はございません。
それには、まず、私自身が気持ちよく歌うことが大切です。

私自身、着物を着たり、見たり撫でたりして心が和むし、
万葉歌を、声を出して読むと、ほっとしたりします。
なんとなくのんびりとした、風情の在る雰囲気・・・
大和言葉に触れていると、そういうおだやかな雰囲気になります
そういう雰囲気に浸れます。自然に優しい気持ちになります。

何やら、何かと慌しい日常の中で,ポカン、とした
ひとときが作れたら良いなぁ・・・

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★　うちきらし　ゆきはふりつつ　しかすがに

　　　　　わぎへのそのに　うぐひすなくも

★　空一面を曇らせて、雪が降りしきっている・・とは言え我が家の

　　庭園では、鶯の鳴く声がするよ

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　大伴家持

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