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★なんといへ かさねはなくに まひくれて
よひなこなに あけぬときがくる
★ 何ということだろう。逢って共寝することなく
日が暮れて夜には来ないで夜明け時にくるよ
巻14－3461
よひなこなに あけぬときがくる
★ 何ということだろう。逢って共寝することなく
日が暮れて夜には来ないで夜明け時にくるよ
巻14－3461
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★だれそこの やのとおそぶる あらなみに
わがせをやりて さいふこのとを
★ 稲を春くとあかぎれが切れる私の手を
今夜も若殿様に手にとって嘆かれるだろうか
巻14－3460
わがせをやりて さいふこのとを
★ 稲を春くとあかぎれが切れる私の手を
今夜も若殿様に手にとって嘆かれるだろうか
巻14－3460
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★いねつけば かかるあがてを こんやかも
とののわかごが とりてねなげかむ
★稲を春くあかぎれが切れる私の手を
今夜も若殿様に手にとって嘆かれるだろうか
巻14－3459
とののわかごが とりてねなげかむ
★稲を春くあかぎれが切れる私の手を
今夜も若殿様に手にとって嘆かれるだろうか
巻14－3459
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★ なせがのこや とりのをかぢし なかだれを
あおをなくねし なくよいきつくまでに
★ わがいとしい夫よ。等里の岡道のように
私たちの仲が中だるみして私は泣いてしまうことよ
溜息をつくまでに
巻14－3458
あおをなくねし なくよいきつくまでに
★ わがいとしい夫よ。等里の岡道のように
私たちの仲が中だるみして私は泣いてしまうことよ
溜息をつくまでに
巻14－3458
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★ うちひさす みやのわがせは やまとひめの
ひざまくらごとに あをちらすな
★ 日がさし輝く宮にのぼる背は大和の女の膝を
枕にすることがあっても良いが、その度に
私をお忘れになるな
巻14－3457
ひざまくらごとに あをちらすな
★ 日がさし輝く宮にのぼる背は大和の女の膝を
枕にすることがあっても良いが、その度に
私をお忘れになるな
巻14－3457
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