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★ひとのこの かなしけときは はますどり
あしなやむこまの こまおしけくもなし
★ 思いを遂げないで居る子が、いとしく思われる時、
急がせる駒が浜渚の鳥のように歩き悩んでたとて
少しも惜しいとは思わない
巻14－3553
あしなやむこまの こまおしけくもなし
★ 思いを遂げないで居る子が、いとしく思われる時、
急がせる駒が浜渚の鳥のように歩き悩んでたとて
少しも惜しいとは思わない
巻14－3553
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★ はるののに くさはむこまの くちやまず
あをしのふらむ いえのじらも
★ 春の野で草の新芽を食べる駒が口を動かすように
いつも口にだして私を慕っているだろう、
家に残してきた妻よ
巻14－3552
あをしのふらむ いえのじらも
★ 春の野で草の新芽を食べる駒が口を動かすように
いつも口にだして私を慕っているだろう、
家に残してきた妻よ
巻14－3552
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★ いもをこそ あひみびこし まゆびきの
よこやまへんろの ししかなす
★ あの子に逢いたいと思ってきたのに。
まるで眉引きのよこやまあたりをうろつく
獣のように思ってきたのる。家の人は
巻14－3551
よこやまへんろの ししかなす
★ あの子に逢いたいと思ってきたのに。
まるで眉引きのよこやまあたりをうろつく
獣のように思ってきたのる。家の人は
巻14－3551
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★ さをしかの ふすやくさむら みえずとも
じとがかなとよ いかしなし
★ 鹿が草群に隠れ伏すようにあの子の姿は見えずとも
あのこの家にの門の前を通って行くのはよいものよ
巻14－3530
じとがかなとよ いかしなし
★ 鹿が草群に隠れ伏すようにあの子の姿は見えずとも
あのこの家にの門の前を通って行くのはよいものよ
巻14－3530
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★ とううやのよるに うさぎはり はりをさを
さもねないこゆえ ははにこらえ
★ 等夜の野に兎を狙ったこです。
おさおさも寝にねないなのに母親に叱られて
巻14－3529
さもねないこゆえ ははにこらえ
★ 等夜の野に兎を狙ったこです。
おさおさも寝にねないなのに母親に叱られて
巻14－3529
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