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★あしひきの やまかつらかげ ましばにも
えがたきかげを おきやからさむ
★ あしひきのやまに生えるかげのかずらのように
そうそう得がたい美女を、そのまま枯らしてしまうのか
巻14－3573
えがたきかげを おきやからさむ
★ あしひきのやまに生えるかげのかずらのように
そうそう得がたい美女を、そのまま枯らしてしまうのか
巻14－3573
[0回]
★なんどおもへか あじくやまの ゆづるはの
ふふまるときに かぜふかずかも
★どう思うからとて阿自久麻山のゆずる葉が開ききらない
時に、風がふかないと言えようか
巻14－3572
ふふまるときに かぜふかずかも
★どう思うからとて阿自久麻山のゆずる葉が開ききらない
時に、風がふかないと言えようか
巻14－3572
[0回]
★おのづまを ひとのさとにおき おほほしく
みつつそきぬる このみちのりを
★自分の妻であるものを人里に置いて
おぼつかなく眺めばがらやってきた
この道のりを
巻13－3571
みつつそきぬる このみちのりを
★自分の妻であるものを人里に置いて
おぼつかなく眺めばがらやってきた
この道のりを
巻13－3571
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★ あしのはに ゆうぎりたちて かもがねの
さむきゆうべに なそしのはむ
★ 葦の賀に夕霧がこめて、鴨の鳴き声が寒々と
夕はお前が恋しいことだろう
巻14－3570
さむきゆうべに なそしのはむ
★ 葦の賀に夕霧がこめて、鴨の鳴き声が寒々と
夕はお前が恋しいことだろう
巻14－3570
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★さきもりの たちしあさあけの かなとでて
てはなれをしみ なきしこらも
★防人として出でして来た明け方の門に出に
手をわかつことを惜しんで泣いたあのこよ
巻14ー3569
てはなれをしみ なきしこらも
★防人として出でして来た明け方の門に出に
手をわかつことを惜しんで泣いたあのこよ
巻14ー3569
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