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★あしひきの やまかずらのこは けふのごと
いづれのくまを みつつきにける
★ あしひきの山の美しい縵をする児は
今日見るこの道の、どの道を辿って池に
やってきただろう
巻16－3789
いづれのくまを みつつきにける
★ あしひきの山の美しい縵をする児は
今日見るこの道の、どの道を辿って池に
やってきただろう
巻16－3789
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★ みみなしの いえしうらめし わぎもこが
きつつかづかば みずはかれなむ
★ 耳無の池は何と恨めしいことよ。吾妹子が
やって来て身を投げたら 水は涸れてきたらしい
巻16－３７８８
きつつかづかば みずはかれなむ
★ 耳無の池は何と恨めしいことよ。吾妹子が
やって来て身を投げたら 水は涸れてきたらしい
巻16－３７８８
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★ いもがなに かけたるよるを さくらはなさかば
つねにやこひむ いやまいとしに
★ 妻の名をゆかりの桜は、花が咲いたらいつも恋しいのだのだろうか
毎年、年を経るごとに
巻16－3787
つねにやこひむ いやまいとしに
★ 妻の名をゆかりの桜は、花が咲いたらいつも恋しいのだのだろうか
毎年、年を経るごとに
巻16－3787
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★ はるさらば かざしにせむと わがおもへし
さくらのはなは ちりにけるかも
★春に思ったなら挿頭にしようかと思っていたなら
桜の花は、散ってしまったなあ
巻16－3786
さくらのはなは ちりにけるかも
★春に思ったなら挿頭にしようかと思っていたなら
桜の花は、散ってしまったなあ
巻16－3786
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★なみうへに うきねせし よるなどおもへか
こころかなしく いめにみえつる
★ 波の上に漂って寝た夜に、なんと思ったか
心がかなしくも妻が見えた
巻１５－3769
こころかなしく いめにみえつる
★ 波の上に漂って寝た夜に、なんと思ったか
心がかなしくも妻が見えた
巻１５－3769
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