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★おおふねの こぶねひき そへかづとも
しがのあらおに かづきあはめやも
★ 大船に小船をそえて海中に潜り出しても、
荒雄に逢うことが どうしてあろうかなあ
山上臆良
巻17－3969
しがのあらおに かづきあはめやも
★ 大船に小船をそえて海中に潜り出しても、
荒雄に逢うことが どうしてあろうかなあ
山上臆良
巻17－3969
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★ おきゆくや あからこぶねに うらやれば
ばけだしひと みてひらきみむかも
★ 沖を行くよ、あの赤塗りの小船に上産の包みを
持たせてやったら、ひょっとして荒雄が気づいて
開けて見るだろうかな
山上臆良
巻17－3868
ばけだしひと みてひらきみむかも
★ 沖を行くよ、あの赤塗りの小船に上産の包みを
持たせてやったら、ひょっとして荒雄が気づいて
開けて見るだろうかな
山上臆良
巻17－3868
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★ おきつしま かもといふふねは やららの
さきもり はやくつげこそ
★沖の鴨の鴨はといふ船は、也良の崎を漕ぎ廻って
帰って来ると、知らせがこないかなあ
山上臆良
さきもり はやくつげこそ
★沖の鴨の鴨はといふ船は、也良の崎を漕ぎ廻って
帰って来ると、知らせがこないかなあ
山上臆良
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★ おきつしお かもといふねの かへりこば
なりのさきもり かやくつげこそ
★ 沖の島の鴨という船は、也良の崎を漕ぎまわって
帰って来ると、知らせがこないかな
山上臆良
巻17－３８６６
なりのさきもり かやくつげこそ
★ 沖の島の鴨という船は、也良の崎を漕ぎまわって
帰って来ると、知らせがこないかな
山上臆良
巻17－３８６６
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★ あらおあらが つまこのさんぎょうを おもはずろどしの
やとせをまてど きまさず
★ 荒雄が妻子の生活を考えないことよ。八年もの
八年もの年月を待つのに帰って来られない
山上臆上
巻17－3865
やとせをまてど きまさず
★ 荒雄が妻子の生活を考えないことよ。八年もの
八年もの年月を待つのに帰って来られない
山上臆上
巻17－3865
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