忍者ブログ
万葉歌手、辻友子のブログへようこそ! http://tomoko.ciao.jp
[363]  [364]  [365]  [366]  [367]  [368]  [369]  [370]  [371]  [372]  [373
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

PR
★ わがせこを  あがまつばらよ  みわたせば

    あまをとめらが  たまもかりみゆ


★ わが背子をわが待つ松原から見渡すと、海人の

  娘たちの玉藻刈るのが見える

           三野石守

拍手[0回]

★ ひとだまの  さあおなるきみが ただひとり

    あへりしあめよの  はひさおもほゆ


★沖遠い国を支配なさる君の塗形屋の船、黄に

 塗った屋形船が神の海峡を渡るよ


     ・人魂のさ青なる君が→「君」は死者か。

     ・逢へりし→主語「君」死者との出会い

     ・雨よ→「雨夜」の外出は、重大な禁忌。

         その侵犯ゆえに、死者と出会ってしまった

        巻17-3889

拍手[0回]

★ おくつくに  うしはしくきみが  にぬりのやかた

     きぬりのやかた  かみがもんをとおる


★沖遠い国を支配なさる君の塗屋形の船、黄に塗った

 屋形船が神の海峡を渡るよ

     ・沖つ国→海の彼方に死者の世界を出した

     ・神が門→「門」は海峡の意だが、ここは現実の

          それではなく「海原」の意であろうな。渡るは通過する意味

       巻17-3888

拍手[0回]

★あめなるや かぐらのをのに ちぐさかり

   くさかりばかに  いづらたつ


★天上にある神楽坂の小野で茅草を刈り、

草を刈る時に鵜を突然飛び立たせるよ

      ・天なるや→間投助詞

      ・刈りばか→草刈り場での中の

            自分で刈る範囲

       巻17-3887

拍手[0回]

★ おし照るや 難波の小江に 廬作り

  隠りて居る 葦蟹の 大君召すと

  何せむに 吾を召すらめや 笛吹と

  吾を召すらめや 笛吹と 吾を召らめや

  琴弾と 吾を召すらめや かもかくも

  命浮けむと 今日今日と 飛鳥に到り

  立てれども 置なに至り  策つかねども

  都久野に到り 東の 中の門ゆ 参納り来て

  命受くれば 馬にこそ ふもだしかくもの

  牛にこそ 鼻縄はくれ あしひきの この片山の

  もむ楡を 五百枝はぎ垂れ 天光るや 日の異に干し

  さひづるや 唐臼に春き 庭に立つ 手臼につき

  おし照るや 難波の小江の 初垂を 辛く垂れ来て

  陶人の 作れる瓶を 今日行き 明日を取り持ち来

  わが目らに 塩ぬり給ひ きたひ賞す  錯賞すも

★ おしてるや  なにわのをえに いほつくり

  なまりてをる あしがにを おおきみめすと

  なにせむに わをめすらめや ふえふきと

  わをめすらめや ことひきと わをめすらめや

  かもかくも  みことうけむと けふとけふと

  あすかにいたり  たてれども おくなにいたり

  つかねども つくのにいたり ひむがしの

  なかのみかどゆ まゐりきて みことうくれば
 
  うまにこそ  ふもだしかくもの うしにこそ

  はなわひくれ あしひきの このかたやまを

  もむにれを いほえはぎたれ あまてるや

  ひのけにほし  さひづるや からうすにつき

  にわにたつ てうすにつき  おしてるや

  なにわのをえの はつたりを からくたれきれ

  すゑひとの つくれるかめを けふいき

  あすとりもちき わがめらに しおぬりたまひ

  きたひはやすも きたひはやすも

拍手[0回]

カレンダー
06 2025/07 08
S M T W T F S
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31
ブログ内検索
プロフィール
HN:
辻友子
性別:
女性
自己紹介:
万葉を歌う歌手、辻友子のブログ。くわしくはホームページを!
Copyright © 万葉歌手辻友子 All Rights Reserved.
Designed by 10p
Powered by Ninja Blog

忍者ブログ [PR]