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万葉歌手、辻友子のブログへようこそ! http://tomoko.ciao.jp
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★ くさまくら  たびにしばしば  かくのみや

   きみをやりつつ  あがこひあまり

★ 草を枕の旅にー、しばしばこのようにばかりーあなたをお送りして
  
  わたしは恋焦がれているのでしょうか

             ・草枕→枕詞

             ・旅にしばしばかくのみや君を遣りつつー

               家を離れた宿りが「旅」

              平郡女郎

      巻17-3936

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★こもりぬの したゆこひあまり  しらなみの

  いちしろく   いでぬひとにしるべく

★ 隠った沼のような下心からの恋に堪えかねて

  白波のようにはっきりと態度に出てしまいました。

  人が気づくほどに

       ・隠れ沼→枕詞→「下ゆ」に接続

       ・白波の→枕詞→「白波」はっきりと目に立つ意で
  
                「いちしろく」

                平郡女郎

    巻17-3935

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★なかなかに  しなばやすけむ  きみがめをみず

    ひさならば   すべなかるべし

★ 反って死んだら心安らかでしょう。

 いきて久しくお逢いできないなら、せん術も

  ないはずです

             ・すべなかるべし→「すべ」→手段・方法

            平郡女郎

   巻17-3934

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★ ありさりて のちもあはむと おもへこそ

    つゆのいのちも  つぎつつわたれ


★ このようにあり続けて、後にもまた逢おうと

  思うからこそ、露の如き命も生き続けております

           ・ありさりて→「アリサリテ」→
                                           
            「あり」は存続

           ・継ぎつつ渡れ→「渡る」→世を過ごす意

             平郡女郎

       巻17-3933

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★ すまひとの  うみへつねさらず  やくしおの

    からきこひをも   あはするかな

★須磨の海人がいつも海辺に焼く塩の如き

 、辛い恋をもわたしは、することでしょう

          ・須磨人→須磨の海人

          ・我はするかもー「も」詠嘆

          平郡女郎

    巻17-3932

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