忍者ブログ
万葉歌手、辻友子のブログへようこそ! http://tomoko.ciao.jp
[315]  [316]  [317]  [318]  [319]  [320]  [321]  [322]  [323]  [324]  [325
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

PR
★うさかがは  わたるせこのみ  こあがうまを

  あしかきのみずに  ころもぬれにけり

★鵜坂川の広い川幅は、幾度も渡り瀬を越すので

 この私の馬の足掻の水しぶきで衣が濡れてしまったよ

              大伴家持

   巻18-4022

拍手[0回]

★をがみがは くれないにほふ  をとめらし

  あしつきとると  せたたすらし


★雄神川に紅色が照り映えている。少女たちが葦附きの

 採るとて浅瀬に立ち向かっているらしい

           大伴家持

  巻18-4021

拍手[0回]

★ こしのうみ  しなのはまの  ゆきくらし

    ながきはるひは   わすれおもうへや

★越の海岸と信濃の浜を歩いて日をくらし、そんなに

 都への恋情が景物としたのだろう、

             大伴家持

   巻18-4020

拍手[0回]

★あまざかる  ひなともしろく  ここだくも

  しげきこひかも  わがうるひもなく


★空の彼方にひなの言う通り、たしかに

 、こんなにも絶えず都が恋しい物か。

 心休まる日も無く

     ・天離る→枕詞

     ・鶴多に騒ぐ→「タヅ」鶴の歌語。「タズタズシ」

            の語感を宿し、しばしば旅愁を強調する。

            「多に」は、たくさん、あちこちで

                大伴家持

   巻18-4019

拍手[0回]

★みなとかぜ  さむくふくらし  なごのえに

  つまをよびかわし  たづさはになく

★ 水門の風が寒々と吹くらしい。奈呉の入り江に

  妻を呼び合って鶴があちこちで鳴きます

      ・寒くふくらし→「らし」は根拠在る推量

      ・鶴多に鳴く→「タヅ」は、たくさんあちこちで


                大伴家持


   巻18-3018

拍手[1回]

カレンダー
06 2025/07 08
S M T W T F S
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31
ブログ内検索
プロフィール
HN:
辻友子
性別:
女性
自己紹介:
万葉を歌う歌手、辻友子のブログ。くわしくはホームページを!
Copyright © 万葉歌手辻友子 All Rights Reserved.
Designed by 10p
Powered by Ninja Blog

忍者ブログ [PR]