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★ うのはなの さきつきたちぬ ほととぎす
きなきとよめよ ふふみたりとも
★ 卯の花が咲く月になった。ほととぎすよ。やって来て
鳴き声をひびかせてくれ。花はまだつぼみであろうとも
巻19－4066
きなきとよめよ ふふみたりとも
★ 卯の花が咲く月になった。ほととぎすよ。やって来て
鳴き声をひびかせてくれ。花はまだつぼみであろうとも
巻19－4066
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★あさびらき いりえこぐなる かじのおと
つばらつばらに わぎへしおもほゆ
★朝港を出て入江を漕いでいるらしい梶の音が
しきりに聞こえるように、しきりにわが故郷の
家が思われるよ
・つばらつばらに→細やかに、詳しく
山上臣
つばらつばらに わぎへしおもほゆ
★朝港を出て入江を漕いでいるらしい梶の音が
しきりに聞こえるように、しきりにわが故郷の
家が思われるよ
・つばらつばらに→細やかに、詳しく
山上臣
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★おおきみは ときはにまさむ たちばなの
とののたちばな ひたてりにして
★大君は変わらずにいらっしゃるだろうう。橘卿の
家の橘の実がひらすらに輝いて
大伴家持
巻19－4064
とののたちばな ひたてりにして
★大君は変わらずにいらっしゃるだろうう。橘卿の
家の橘の実がひらすらに輝いて
大伴家持
巻19－4064
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★ とこよもの このたちばなに いやてりに
わごおおきみは いまもみるごと
★大君は変わらずにいらっしゃるだろう。橘卿の
橘の家の橘の実がひたすら輝いて
・この橘の→「の」は ～のように
・いや照りに→「いや」は、いよいよ、ますますに
大伴家持
巻19－4063
わごおおきみは いまもみるごと
★大君は変わらずにいらっしゃるだろう。橘卿の
橘の家の橘の実がひたすら輝いて
・この橘の→「の」は ～のように
・いや照りに→「いや」は、いよいよ、ますますに
大伴家持
巻19－4063
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★ なつのよは みちたづたづし ふねにのり
かわのせごとに さをさしいれ
★ 夏の夜は木立が繁って、岸の道がたどたどしい。船の
乗って川の瀬がごとに棹挿して、さかのぼれよ
巻19－4062
かわのせごとに さをさしいれ
★ 夏の夜は木立が繁って、岸の道がたどたどしい。船の
乗って川の瀬がごとに棹挿して、さかのぼれよ
巻19－4062
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