★なにはつに　よそひよそひて　けふのひや

　　　　いでてまからむ　　みるははなしに

★難波津に船出の準備の装備を幾重にも整えて

　今日の日は出港して筑紫に下っていくのか。見送ってくれる

　母もないままに　

　　　　巻20－4330　　　　　　　　　　　　　丸子多麻呂

[0回]

★やそくには　なにはにつどひ　ふなかざり　

　　　あがせむひろを　みもひともがも

★多くの国の防人たちは、難波に集結して、船飾りを

　している。そんな日の私を見る人がいてほしい。

　　　　　　　　　丹比部国人（たぢひべのくにひと）

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明日は、つい、この間、フランスを共に旅した娘が日本に
帰国する。一年ぶりである。
研鑽を積んだピアノ演奏を是非とも、聞いてみたいのだけれど
今回は、コンサートの企画はないらしい。

そのかわり、直角に生えた親知らずを抜くらしい。
かなり、痛そう～
海外で、西洋人に鍛えられ、精神的に、そして心もかなり強くなった
娘が、親知らずに、かなりびびっている。

抜歯後、一週間は予定を入れていないらしい（秘かに、含み笑い）

娘二人が大人？？まぁ、身体だけ・・・なると、元々気の強くない、
平和主義の私は、弱いのだ。情けないことに・・・

でも、私には万葉集がある。

大和民族の心の歌謡よ・・・ばんざ～い！

変な締めですが・・・

[0回]

題知らず

・のべちかく　いへいしせれば　うぐひすの

　　なくなるこへは　　あさなあさなきく

・人里離れた野辺に住んでいると、都では自由に聞けない

　鶯の声が、毎朝毎朝聞こえてくる

　　　　　　　　よみ人しらず

[1回]

★おおきみの　みことかしこみ　いそにふり

　　　うのはらわたる　ちちははをおきて

★　大君のご命令が畏れ多いので、磯に触れる

　　危険を冒しつつ海原を渡って行く。父母を残して

　　　　　　　　　巻20－4328　
　
　　　助丁丈部造人麻呂（すけのよほろはせつかべのみやつこひとまろ）

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