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万葉歌手、辻友子のブログへようこそ! http://tomoko.ciao.jp
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★ しらたまの  ごひゃくつつどひ  てにむすび

   おこせむあまの   むがしくもあるか

★沖の島に渡っていって海中にもぐり採るという

 鰒玉がほしい。包んで帰ろう

              大伴家持

  巻19-4104

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★ わぎもこが  こころなぐさに  やらむため

   おきつしまなる  つつみてやる

★わが妻の心の慰めに贈るために、沖の島にある

 真珠が欲しいよ

              大伴家持


  巻19-4103

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★しらたまの  つつみてやらば  あやめぐさ

  はなたちばなに  あへもぬくがね

★真珠を包んで贈ったら、菖蒲草や花橘に合わせて

 送って欲しい

             大伴家持

  巻19-4102

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★珠洲の海人の 沖つ御神に

 い渡りて 潜き採るいふ

 鰒珠 五百箇もがも

 はしきよし  妻の命も

 衣手の  別れし時よ

 ぬばたまの  夜床片さり

 朝寝髪 かきも梳らず

 出でて腰 月日読みつつ

 嘆くらむ 心慰に

 ほととぎす 来鳴き五月の

 菖蒲草  花橘に

 貫き交へ かづらにせよと

 包みてやらむ

★すすのあまの  おきつみかみに

 いわたりて  かづきとるといふ

 あはびたま  いほちもがも

 はしきよし  つまのみことの

 ころもでの  わかれしときよ

 ぬばたまの  よどこかたさり

 あさねがみ  かきもけずらず

 いででこし  つきひよみつつ

 まげくらむ  こころなぐさに

 ほととぎす  きなきさつきの

 あやめぐさ  はなたちばなに

 ぬきまじへ  かづらにせよと

 つつみてやらむ

★珠洲の漁師が 沖遠い神の島の

 渡って、もぐっては採るといふ

 鰒の玉に五百個も欲しい。

 いとしい妻の衣を分かって欲しい

 ぬばたまの夜の床も片端に寝て

 朝の乱れ髪を 櫛ですくことも

 なく、私が旅立ってきた月日を

 数えながら嘆いているだろう

 妻の心の慰めにほととぎすが来て

 鳴く五月の菖蒲草や花橘にまじえ通して

 かづらにするように 鰒玉を包んで帰ろう

             大伴家持

   巻19-4101

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★ ものべの  やそうぢひとの  よしのがは

    たゆることなく  つかへみむ


★多くの廷臣たちも吉野川の絶ゆることのないように

 お仕えしつつ見ることだろう

           大伴家持

   巻19-4100

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