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万葉歌手、辻友子のブログへようこそ! http://tomoko.ciao.jp
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★ ひとはいさ こころもしらず ふるさとは

   はなぞむかしの かににほひける

★ あなたは、どうでしょう。。人の心はわからないけれど、

  この家の梅の花は、私を疎遠にもせず、昔ながらに美しく

  香っています。

      42 紀貫之

 百人一首で、有名な歌ですね・・・

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★ あまのかは あひむきたちて わがこひし

   きみきますなり ひもときまけな

★ 天の川に向かい合って、私がお慕いする、あの方が

  おいでになるようです。服の紐を解き、お待ちいたしましょう

   巻8-1518  山上憶良

 七夕伝説は、中国から伝わったもの・・・一年に一回だけ牽牛と織姫が

 逢うことを許されて、中国の話とは違い、牽牛が織姫を訪ねるという

 話です。

 万葉集には、130首を越える七夕に由来する歌があります。彦星は

 わし座のアルタイル一等星、織姫星はこと座のベガと言う、一等星

 ロマンチックな物語から、たくさんの歌が詠まれたのでしょう。

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★ わろたびは たびとおめほど いひにして

    こめちやすらむ わがみかなしも

★ 私の旅は、これが旅だと思うほど、家で

  子らと待っている痩せた我が妻のことを

  思うと悲しいことよ

   巻20-4343 玉作部広目(たまつくりべのひろめ)

   東国が訛りが強い歌です。

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二月は、11月頃からの、冬の寒さが、身体に

沁みる月です。一年の内で、一番苦手な季節でした。


それが、今、とても好きな季節になりました。

梅の花が、モノクロームの街に映えます。

他の花々も人々も、春の予感に、身も心も、

そして、蕾たちも、期待に、膨らませています。

春と共に、いっせいに、はじけ、咲き溢れるのです。

そのはじける前の期待感が、頬を撫でる風が冷たいほど

心は、次の予感で喜びに満ちるのです。

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★にきたつに ふなのりせむと つきまてば

   しほもかなひぬ いまはこぎいでな

★熟田津で、船を出そうと月の出を待っていると、

 潮の具合も丁度良くなった。さあ、今こそ漕ぎ出でようぞ

   巻1-8  額田王

新羅征伐の為に、朝鮮の百済が、日本にお手伝いを頼んできた。

それで、27000の兵を率いて、月を見ながら、出発の時を

待っていた。月を見ながら・・そして、いよいよと言う時に

額田王が歌った歌。

凛々しくて、高貴な歌です。

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