★いつわりも　につきてこそ　なるおついよりか　　

　　　みぬひこひに　　ひとのしにする

★心までも差し上げたあなたに

　どうして、言いもしないで言ったなどと

　いつわりも申しましょう

　　　　巻11－2573

　　　　　　

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★いつわりの　　につきそなる　　いつよりか

　　　みぬひとにこひに　　ひとのしする


★うその少しは本当らしく言うものです。

　いつから、逢っても居ない人を恋して人は
　　
　死ぬのでししょうか

　　　　　　巻12－2572

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★ますらおは　　とのさわきに　　なぐさもる

　　こころもあらむ　　われそくるしき

★男たる者は仲間の賑やかさに慰められる

　事があるだろう。私こそ一人で来るしいことです

　　　　　　　　　巻12－2571

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★　かくのみし　　こひしねば　　たらちねの

　　　　ははにもつげず　　やめずかよはせ

★このように恋続けていたのなら、死んでしまうでしょうから

　足乳母根の母にも事を告げました。絶えず通っていらして

　ください

　　　　　　　　　　　　巻12－3570

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★　おもふそらむ　　そのひとなれや　　ぬばたまの

　　　よごとにきみが　　いめにしみゆる

　　　　　　　　・ぬばたまの→枕詞

★私を思っていらっしゃるあなたとて、あなたは、ぬばたまの夜

　夢に見えることがどうしてありましょうかー夢にも一向

　見えませんよ。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　巻１２－2569

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