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万葉歌手、辻友子のブログへようこそ! http://tomoko.ciao.jp
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★たぶてにも なげこしつべき あまのかわ

   へだてればかも あまたすべなき

★石つぶてでも投げたら、越えてしまいそうなのだが

 天の川が隔てているからでしょうか、何ともどうすることも

 出来ない。

     巻8-1522  山上憶良

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★ももくまの みちはきにしを またさらに

      やそしますぎて わかれかゆかむ

★幾重にも曲がりくねった多くの道を、来たのに、又さらに、

 いくつもの島を過ぎて家族から遠く離れて別れて行くのだろうか、

       巻20-4349 助丁刑部直三野
       (すけのよほろおさかべのあたひみの)

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昨日、美容院に行った。もう、うん十年の

お付き合いである。


私の友人で介護の仕事をしている人が言っていた

介護ホームのご老人が、「死にたい」「生きるのが辛い」

などと言う言葉を、毎日、聞かされるのが辛いと言っていた。

自分も生きる力をなくすと・・・

とにかく、生かされる、今の医療・・多くの人が、ただ人の世話に

なり、生かされる事を恐れているだろう。

地獄の時代である。

自分が死ぬまでに、やりたいことがある人たちは良い・・


美容院のお兄さん??が、言う

「昔の姥捨て山の復活だね」と、「そうそう」私も同意

自然の中で、死んでいく・・そして、そのまま土になる。

私も人に、オムツの世話までしてもらって生きたくない。

今、「自逝」と言う本が出ているという・・中世の日本人は

自分の死ぬ時を決めて、何年かかかって、少しずつ食べるものを

減らしていき、枯れるように死ぬんだそうだ。

立派である。

私にできるかな?


もう一つ、若者に徴兵制が無いから、第一次産業に一年間、

従事してもらう事を義務付ける。

私は、漁師や農家でまじめに働いている人が、

アカデミズムの言葉遊びのどんな学者より偉いと思っている。

本当に、頭が下がる。あの方々は生きることに対する、そして

自然に対する謙虚さを持っている。多くの言葉はいらないのだ。


そうそう、姥捨て山爺があるなら、爺捨て山が無いとね

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大和心・・・おほひなるやはらぎのこころ

私が、万葉集を通して伝えたいことの一つである。

日本人の良き心性の一つである。

対立を避け、競争をしない、調和とバランスを取る事

そのように、心がける事・・・

知識やお金ばかり、あったって仕方ない・・・心がけが

間違っていたら、どうしようもないのだ


娘が小2の頃、「ピアノの先生から、ベートーベンらしく弾きなさいと

言われたの、それってどうするの?」と、私に尋ねてきた

どう答えようか迷った私は、自分の好きな弾き方をするピアニストの

演奏を聴かせた。それが、私のベートーベンのソナタだったから・・

もう今は彼女は自分のベートーベンを見つけただろう・・

本当のベートーベンは、自分のソナタをどんな風に弾いたのか・・

それは、誰もわからない・・今の演奏は、それぞれの緻密な

解釈の元に、それぞれのピアニストが演奏をしているだけだから・・


昔の事は、タイムマシーンに乗って、本人に聞いてみなければ

何もわからないのだ・・歴史もそう・・



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素晴らしい美しい言葉だと思う。

梅花の宴の序は、王義之の蘭亭序や、王勃、

酪賓王などの影響がみられますが、それを

見事に消化し、日本文化として花咲かせている

のは、素晴らしいことだと思います。

リサイタルでも何回も取り上げました。

一人でも多くの人が万葉集に親しむ、、

そこには日本人の心性が、底辺に流れています。

日本人の心性とは何なのか、、

私のこれから、更に一人でも多くの方に万葉の

こころを伝えていきたいと。

改めて、誓いました。

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