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★ はしきよし ふかぬかぜゆゑ たまくしげ
あけてさねにし われそくやしき
★いとしいことに風が吹かないように玉くしげを
あけるように人目をはばからず寝てしまった
私が悔しいことよ
巻11－2678
あけてさねにし われそくやしき
★いとしいことに風が吹かないように玉くしげを
あけるように人目をはばからず寝てしまった
私が悔しいことよ
巻11－2678
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★ さほのうちゆ あらしのかぜの ふきぬれば
かへるさしらに なげくよそおおき
★佐保の里内に嵐が吹きまくるように評判が
立っていたので引き返す潮時も知らず
嘆く夜が多い
巻11－2677
かへるさしらに なげくよそおおき
★佐保の里内に嵐が吹きまくるように評判が
立っていたので引き返す潮時も知らず
嘆く夜が多い
巻11－2677
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★ ひさかたの あまとぶくもに ありてしか
きみをあいみむ おつるひはなし
★久方の天を飛ぶ雲でありたい。そうしたら、貴方に逢うことが
できよう、毎日のように
・ひさかたの→枕詞
巻11－2676
きみをあいみむ おつるひはなし
★久方の天を飛ぶ雲でありたい。そうしたら、貴方に逢うことが
できよう、毎日のように
・ひさかたの→枕詞
巻11－2676
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★ きみがきる みかさのやまに いるくもの
たてばつがるる こひもするかも
★あなたが着けるー三笠の山にかかる雲が
沸いてはつづくように、つのりつづける
恋もすることよ
・君が着る→枕詞
巻11－2675
たてばつがるる こひもするかも
★あなたが着けるー三笠の山にかかる雲が
沸いてはつづくように、つのりつづける
恋もすることよ
・君が着る→枕詞
巻11－2675
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★くたみやま ゆういるつきの うすれいかば
われはこひなむ きみがめをほり
★朽たみ山がの夕べにかかる雲が薄れていったら、
私は恋しいだろう。貴方に逢えて
巻１１－2674
われはこひなむ きみがめをほり
★朽たみ山がの夕べにかかる雲が薄れていったら、
私は恋しいだろう。貴方に逢えて
巻１１－2674
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