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万葉歌手、辻友子のブログへようこそ! http://tomoko.ciao.jp
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★ ここにして いへやもいづち しらくもの たなびくやまを こえてきにけり

★ ここにいると我が家はいったいどこなのか・・・そんなこともわからぬぐらい、白雲のたなびく山を

  越えてきたのだ。

                        巻3-287      石上卿(いそのかみのまへつきみ)


我が家は遥か遠く・・・白い雲のたなびく山をいくつ越えてきたのか・・・・それさえわからぬほど、

遠くにきたのだなぁ・・・

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よくうたい文句のように、主婦から一転して・・・とか、主婦から〇〇へ・・・・と、プロフィールなどに

書いてある・・・かくゆう私もその一人・・・だが・・・

考えてみると変な話である。だって、私は未だに主婦の仕事もしているし(適当に)、一生

逃れられないものである。

ん・・・というと、主婦とは一体何ぞや・・・というお話になってしまう・・・ハウスマネージメント

ハウスキーパー・・・などなど・・・

仕事を持つ主婦というのも、なんだかよく考えると変・・最近はそういう意味では主夫が多いかも。

それにしても、昔の主婦は凄かったと思う。

川で洗濯、火をおこしてかまどで料理、お風呂を薪で焚き、家を掃き清め拭き掃除して、衣類を

縫い繕い、やることの数の多さと言ったらとんでもない。それだけで、頭を垂れるにあまりある。

今時何ぞ、誰でもできるようなことばかり、スイッチをぽんと押せばできちゃうものだらけ・・・

おつむがお馬鹿になるように仕向けられているが如く・・・だ。

あ~あ、昔の本当の意味での主婦はどんだけ偉いんだろう・・・・

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★ すみよしの えなつにたちて みわたせば むこのとまりゆ いづるふなびと

★ 住吉の得名津に立って見渡すと、武庫川の河口の港から、出でる船人が見えます。

                            巻3-283  高市連黒人


住吉の得名津に立って会場を見渡すと、船に目が行くと思われますが、黒人の視線は、船ではなく

船に乗っている人にそそがれます・・・・繊細な視線です。 

船に乗って海に出る人の心を、見ている視線です。

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★ やきつへに わがゆきしかば するがなる あへのいちぢに あひしこらはも

★ 焼津あたりに私は行ったのですが、駿河の国の、阿倍の市があるあたりで、出会ったあの娘の

   ことが思いだされて・・・・

                          巻3-284   春日蔵首老(かすがのくらのおびとおゆ)

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★ つのさはふ いはれもすぎず はつせやま いつかもこえむ よはふけにつつ

★ いわのごつごつした磐余もまだ過ぎていないというのに、一体いつになったら泊瀬山を越えるの

   だろうか・・・・夜も更けたというのに・・・・

                            巻3-282 春日蔵首老(かすがのくらのおびとおゆ)

旅の歌が続きます。旅とは辛く苦しいものなのですね・・・

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