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万葉歌手、辻友子のブログへようこそ! http://tomoko.ciao.jp
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★ をとめらが そでふるやまの みづかきの ひさしきときゆ おもひきわれは

★ 神に仕える巫女たちが、袖を振って神を迎える山の神聖な垣のように、ずっと以前から

  あの人をお慕い申し上げていた事です。

                               巻4-501 柿本人麻呂の歌三首の一首目

袖を振るというのは。特別の意味がありました。神様をお迎えする時に、袖を振ってお迎えするの

です。相手に対する思いの神聖さをあらわしています。

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★ きみがいへに わがすみさかの いへぢをも われはわすれじ いのちしなずは

★ あなたの家に私が住むという住み坂へ続く道も、私は忘れはしない・・・命ある限り・・・


                        巻4-504   柿本人麻呂の妻の歌

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★ しきたへの まくらゆくくる なみだにそ うきねをしける こいのしげきに

★ 敷栲の枕から漏れこぼれる涙の流れに浮いて寝ているようです。

  止めどなく押し寄せてくる恋の思いに・・・・・・・

                               巻4-508   駿河采女(するがのうねめ)

なんてステキな恋の歌でしょう・・・・・恋は・・・「魂恋ひ」相手の魂を求めて心が彷徨います。

自分で制御できない・・・恋ひする・・・という思い・・抑えようとしても抑えられない・・・恋とは、

不思議なもの・・・そして、ステキなもの・・・・

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★ ももへにも きしかむかもと おもへかも きみがうかひの みれどあかざらむ

★ 何度でも重ねてきて欲しいと思うからだろうか、あなた様の使いの方を見ても見飽きることが

  ありません。

  ■   百重にも 来及かぬかもと 思へかも 月明かりの夜 見れど飽かざらむ

う~ん、無理があるかな・・・・

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お友やん (2010年8月18日 22:19) | コメント(0) | トラックバック(0)

こうして、万葉集を読んでいると、ゆったりとした悠久の時の流れの中で、万葉人たちが、その心を

まるで、呼吸でもするように、和歌に流していることがかんじられる。水に流す・・・という言葉が

日本にはあるけれど、それに近い感じ・・・心に浮ぶ様々な思いを和歌に託して、流してしまう

それが出来る教養とこころのゆとりがあったのだろうなぁ・・・まぁ、他にする事がなかったとも

言えるけれど、だからこそ、こころを大和言葉に遊ばせて、たゆたわせて、日々の暮らしや

生きることの切なさ、辛さを、さらrさらと流していく・・・・そのように、生きたいものですね・・・

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