忍者ブログ
万葉歌手、辻友子のブログへようこそ! http://tomoko.ciao.jp
[1153]  [1154]  [1155]  [1156]  [1157]  [1158]  [1159]  [1160]  [1161]  [1162]  [1163
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

PR

★ あめつつみ つねするきみは ひさかたの さくやのあめに こりにけるかも

★ 雨に濡れるのを嫌って、いつも家にこもっているあなたは、昨夜の雨に降られて

すっかり懲り果ててしまったのだろうか?


 雨を障む・・・と書いて、雨は強い呪力を持つので、できる限りあたらぬほうが良いとされた。

  雨障み・・・は、雨を避けてじっと家に籠って居ること・・・・前で、来ない男への恨みが籠っている

                                

拍手[0回]


★ ころもでの わかるこよひゆ いももあれも いたくこひなむ あふよしをなみ

★ 互いに交わした袖が別れる今夜から、あなたも私もひどく恋しく思うことでしょう。

  逢うすべもないのですから・・・・

                          巻4-508  三方沙弥(みかたのさみ)

 会った瞬間から、別れのときが近づいて来る・・・・そして、別れた瞬間から、それまでの

 幸せなひと時が、狂おしい時間へと一変する・・・恋・・というもの

拍手[0回]


★ いまさらに なにをかおもはむ うちなびき こころはきみに よりにしものを

★ 今更に何を思いましょう。私のこころはすっかりあなたに靡き寄ってしまっているというのに

                             巻4-505  安倍女郎

責めよりて 女は靡き  後ずさり 男の性(さが)は 変わらぬものを

拍手[2回]


★ わがせこは ものなおもひそ ことしあらば ひにもみずにも わがなけなくに

★ 私の愛しい人よ・・・・物思いなどする必要はありません。何事かあったなら、火にも水にも

  私が共にいます。

                      巻4-506        安倍女郎

拍手[2回]


★ かみかぜの いせのはまおぎ おりふせて たびねやすらむ あらきはまへに

★ 神風の吹く 伊勢の浜辺の荻を折り伏せて、夫は旅寝をしているのでしょう。

  波風の荒い浜辺に・・・・・

                            巻4-500  碁檀越(ごのだんおち)の妻

万葉の時代は偉い人も貧乏な人も、みぃんな、野宿・・・それしか、方法がなかったのです。

五感を研ぎ澄まし、風の音や雲の動きなどで、天候の変化、気温を判断し野宿する。

裸になっったら、生きる能力は現代人と万葉人では、雲泥の差があったことでしょう。

拍手[0回]

カレンダー
08 2025/09 10
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30
ブログ内検索
プロフィール
HN:
辻友子
性別:
女性
自己紹介:
万葉を歌う歌手、辻友子のブログ。くわしくはホームページを!
Copyright © 万葉歌手辻友子 All Rights Reserved.
Designed by 10p
Powered by Ninja Blog

忍者ブログ [PR]