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万葉歌手、辻友子のブログへようこそ! http://tomoko.ciao.jp
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★ あしひきの み山もさやに 落ち激つ 吉野の川の 川の瀬の 
  
  清きを見れば 上辺には 千鳥しば鳴き 下辺には かはづ妻呼ぶ 

  ももしきの 大宮人も をちこちに 繁にしあれば 見るごとに

  あやに羨しみ 玉葛 絶ゆることなく 万代に かくしもがもと

  天地の 神をそ祈る 畏くあれども

                       巻6-920 笠朝臣金村


★ あしひきの みやまもさやに おちたぎつ よしののかわの 

  かわのせの きよきをみれば かみへには ちどりしばなき

  しもへには かはづつまよぶ ももしきの おおみやびとも

  をちこちに しじにしあれば みるごとに あやにともしみ

  たまかづら たゆることなく よろづよに かくしもがもと

  あめつちの かみをそいのる かしこくあれども

★ あしひきのみ山もさやかに、流れ落ちてほとばしる吉野の川の、

  川の瀬の清らかな様子を見ると上の瀬には、千鳥がしきりと鳴き、

  下つ瀬には蛙が妻を呼んで鳴く。ももしきの大宮人も、あちこちに

  沢山いるので、このみ吉野の光景は見るたびに無性に心魅かれ

  玉葛のように絶える事がなく、万代に末永く、このままであってほしい

  と、天地の神に祈ることです。畏れ多いことですが・・・・

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反歌

★ わかのうらに しほみちくれば かたをなみ 
    
        あしへをさして たづなきわたる

★ 若の浦に潮が満ちてくると、干潟が無くなるので、葦の水辺を目指して

   鶴が鳴いて渡っていくよ


                                 巻6-919  山部赤人 

   

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反歌

★ おきつしま ありそのたまも しほひみちい かくりゆかば おもほえむかも

★ 沖つ島の荒磯に生える美しい玉藻は、潮が引いていたのが、満ちてきて藻が隠れてしまった

  のなら、心に思われてならないでしょう

                                巻6-918   山部赤人

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