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★ 天地の 遠きが如く 日月の 長きが如く 押し照る 難波の宮に
わご大君 国知らすらし 御食つ国 日の御調と 淡路の
野島の海人の 海の底 奥つ海石に 鰒珠さはに潜き出 船並めて
仕へまつるし 貴し見れば
★ あめつちの とおきがごと ひつきの ながきがごとく おしてる
なにはのみやに わごおほきみ くにしらすらし みけつくに
ひのみつきと あはぢの のしまのあまの わたのそこ
おきついくりに あはびたま さはにかづきで ふねなめて
つかへまつるし たふとしみれば
★ 天地が洋々と広がるように、月日が永遠であるように、
照り輝いている難波の宮殿にて、わが大君は国をお治めに
なっておられると言う。大君のお食事を用意する国の、
日の神の御食料として、淡路の野島の海人が、海の底奥深く
岩礁に潜っては、鰒玉(真珠を持つ鰒)を沢山潜って取り出し
船を並べてお仕えしていることは、大変貴い事です。
巻6-933 山部赤人
わご大君 国知らすらし 御食つ国 日の御調と 淡路の
野島の海人の 海の底 奥つ海石に 鰒珠さはに潜き出 船並めて
仕へまつるし 貴し見れば
★ あめつちの とおきがごと ひつきの ながきがごとく おしてる
なにはのみやに わごおほきみ くにしらすらし みけつくに
ひのみつきと あはぢの のしまのあまの わたのそこ
おきついくりに あはびたま さはにかづきで ふねなめて
つかへまつるし たふとしみれば
★ 天地が洋々と広がるように、月日が永遠であるように、
照り輝いている難波の宮殿にて、わが大君は国をお治めに
なっておられると言う。大君のお食事を用意する国の、
日の神の御食料として、淡路の野島の海人が、海の底奥深く
岩礁に潜っては、鰒玉(真珠を持つ鰒)を沢山潜って取り出し
船を並べてお仕えしていることは、大変貴い事です。
巻6-933 山部赤人
ご無沙汰してしまいました。
10月24日「万葉のコンサート 第20回」
大盛況で無事に終わりました。
意外だったのは、「万葉集」と言うのを、試験勉強から入ると
皆さん「難しそうで いいわ」と言われてがっかりする事が多かった
のですが、今回のお客様は「万葉集をもっと聞きたかった」と
おっしゃっていただいた方が少なからずいらっしゃったことです。
これは、万葉歌手として、大変嬉しい事でした。
20回続けた甲斐があったと言うべきでしょうか・・・・
藤岡宣男との出会いと共に始まった、私の歌手活動・・・
いつも、師匠 藤岡宣男を、目指しています。
そして、影ながら応援してくださった皆様、
本当にありがとう御座いました
ますます、精進して参るつもりです。
これからもどうぞ宜しくお願い申し上げます。
10月24日「万葉のコンサート 第20回」
大盛況で無事に終わりました。
意外だったのは、「万葉集」と言うのを、試験勉強から入ると
皆さん「難しそうで いいわ」と言われてがっかりする事が多かった
のですが、今回のお客様は「万葉集をもっと聞きたかった」と
おっしゃっていただいた方が少なからずいらっしゃったことです。
これは、万葉歌手として、大変嬉しい事でした。
20回続けた甲斐があったと言うべきでしょうか・・・・
藤岡宣男との出会いと共に始まった、私の歌手活動・・・
いつも、師匠 藤岡宣男を、目指しています。
そして、影ながら応援してくださった皆様、
本当にありがとう御座いました
ますます、精進して参るつもりです。
これからもどうぞ宜しくお願い申し上げます。
★ 鯨魚取り 浜辺を清み うち靡き 生ふる玉藻に 朝凪に
千重波寄せ 夕凪に 五百重波寄す 辺つ波の いやしくしくに
月に異に 日に日に見とも 今のみに 飽き足らめやも 白波の
い咲き廻れる 住吉の浜
★ いさなとり はまへをきよみ うちなびき おふるたまもに
あさなぎに ちへなみよせ ゆふなぎに いほへなみよす
へつなみの いやしくしくに つきにけに ひにひにみとも
いまのみに あきたらめやも しらなみの いさきめぐれる
すみのえのはま
★ 鯨が取れるという海の浜辺がとても清らかで、ゆらめき
靡いている美しい藻は 朝凪には 千重の波が寄せて
夕凪には 五百重の波が寄せてくる。本当になんというか
月が変わって毎日見ていても飽きる事のない美しさです。
白波がまるで、花のように咲き廻るこの住吉の浜は・・・
巻6-931 車持朝臣千年(くるまもちのあそみちとせ)
いやしくしくに・・・「いや」とても、大変
「しくしく」 は重く重くと書きます。
万葉は繰り返しの言葉が多いと思います。
千重波寄せ 夕凪に 五百重波寄す 辺つ波の いやしくしくに
月に異に 日に日に見とも 今のみに 飽き足らめやも 白波の
い咲き廻れる 住吉の浜
★ いさなとり はまへをきよみ うちなびき おふるたまもに
あさなぎに ちへなみよせ ゆふなぎに いほへなみよす
へつなみの いやしくしくに つきにけに ひにひにみとも
いまのみに あきたらめやも しらなみの いさきめぐれる
すみのえのはま
★ 鯨が取れるという海の浜辺がとても清らかで、ゆらめき
靡いている美しい藻は 朝凪には 千重の波が寄せて
夕凪には 五百重の波が寄せてくる。本当になんというか
月が変わって毎日見ていても飽きる事のない美しさです。
白波がまるで、花のように咲き廻るこの住吉の浜は・・・
巻6-931 車持朝臣千年(くるまもちのあそみちとせ)
いやしくしくに・・・「いや」とても、大変
「しくしく」 は重く重くと書きます。
万葉は繰り返しの言葉が多いと思います。