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万葉歌手、辻友子のブログへようこそ! http://tomoko.ciao.jp
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★ いきめぐり みともあかめや なきすみの

       ふなせのはまに しきるしらなみ


★ 浜をめぐり歩き、見ても飽く事があろうか・・こんなに美しい

   名寸隅の浜に寄せる白波は・・・・

              巻6-937 笠朝金村

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★ たまもかる あまをとめども みにいかむ 

           ふねかぢもがも なみたかくとも


★ 美しい藻を刈っているかわいい海人の乙女たちを見に行こうよ

          船の梶はないかなぁ 波が高くても・・・

                 巻6-935 笠朝金村

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今、一般的に使われている「クラシック」と言う言葉は、おおよそ

バロックから近代あたりまでの、西洋音楽・・・要するに、ヨーロッパ

大陸の音楽の事を指します。でも、これは正確に言うと、一つの民族音楽

に過ぎません。日本がヨーロッパに憧れ、アメリカに憧れ、白人に憧れ

てきた結果、「クラシック」はなんだか、凄く特別で高級な音楽のように

扱われてきました。演歌や歌謡曲とは違うのよ・・・と言った感じです。

でも、演歌や歌謡曲は、あなたの・・・日本民族の音楽の一つです。


私は、西洋の民俗音楽も好き・・・戦後の日本の音楽教育は、日本の民族

音楽より、ベートーベンやモーツァルトが重視されていましたから、

日本の民俗音楽には、あまり興味がもてませんでした。それに、何しろ

西洋の民俗音楽は派手だしロマンティックでメロディーが美しい・・・

日本の音楽って地味・・・と、ずっと思っていました。

そういう世代が、年を取り・・・何故か、万葉集を歌うように

なりました。民族の血は越えられませんね・・・中々・・・

でも今でも、ど演歌は苦手です。

三味線や琴、尺八、篠笛や太鼓、鼓の音は大好き。

さて、今日はこのぐらいで・・・・


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★ 名寸隅の 船瀬ゆ見ゆる 淡路島 松帆の浦に 朝凪に 

  玉藻刈りつつ 夕凪に 藻塩焼きつつ 海少女 

  ありとは聞けど 見に行かむ 縁の無ければ 大夫の 

  心はなしに 手弱女の 思ひたわみて たもとほり 

  我はそ恋ふる 船楫をなみ


★ なきすみの ふなせゆみゆる あはぢしま まつほのうらに

  あさなぎに たまもかりつつ ゆふなぎに もしほやきつつ

  あまをとめ ありとはきけど みにゆかむ よしのなければ

  ますらをの こころはなしに たわやめの おもひたわみて

  たもとほり あれはそこふる ふなかぢをなみ


★ 名寸隅の船泊まりから見える淡路島の松帆の浦では、朝凪には

  美しい藻を刈ったり、夕凪には 藻塩を焼いたりしている

  海人娘子がいると聞いているけれど、見に行く理由も無いので

  立派な男子のような心も持てずに、 手弱女のように思い悩んで

  行ったり来たりして、私は恋しているのだ・・・漕ぐ楫もないので


           巻6-935 笠朝臣金村

昔も今も殿方のなさる事は同じですね・・・・1300年も前と言うのに

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★ あさなぎに かぢのおときこゆ みけつくに

         のしまのあまの ふねにあるらし

★ 朝凪に波を漕ぐ楫の音が聞えて来ます。大君のお食事の

  為の 野島の海人の船を漕ぐ音でしょう・・・・

                巻6-934  山部赤人

  

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