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★たこのさきを このくれしげに ほととぎす
きなきとよめば はだこひめやも
★多胡の埼の木立にほととぎすがやって来て鳴き声を
響かせたなら、こんなに酷く恋しがることはないだろう
大伴家持
巻11－4051
きなきとよめば はだこひめやも
★多胡の埼の木立にほととぎすがやって来て鳴き声を
響かせたなら、こんなに酷く恋しがることはないだろう
大伴家持
巻11－4051
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★ めづらしき きみがきまさば なけといひし
やまほととぎす なにかきなかぬ
★珍客のあなたが、いらしたら鳴けと言っておいた
山ほととぎすは、どうして鳴かないのでしょう
久米広縄
巻11－4050
やまほととぎす なにかきなかぬ
★珍客のあなたが、いらしたら鳴けと言っておいた
山ほととぎすは、どうして鳴かないのでしょう
久米広縄
巻11－4050
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★おろそかに われはおもひし をふのうらの
ありそのめぐり みれどあかずなりけり
★いい加減に私は思って来た。をふの浦の
荒磯のまわりは、いくらみても飽きないことだ
田辺福麻呂
巻11－4059
ありそのめぐり みれどあかずなりけり
★いい加減に私は思って来た。をふの浦の
荒磯のまわりは、いくらみても飽きないことだ
田辺福麻呂
巻11－4059
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★たるひめの うらをこぐふね かじまにも
ならのわぎへを わすれおもへや
★垂姫の浦を漕ぐ僅かな間とて、奈良のわがやを
どうして忘られようか
大伴家持
巻11－4048
ならのわぎへを わすれおもへや
★垂姫の浦を漕ぐ僅かな間とて、奈良のわがやを
どうして忘られようか
大伴家持
巻11－4048
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★ たるひねの うらをこぎつつ けふのひは
たのしくあそべ いひつぐにせむ
★垂姫の浦を漕ぐ船の楫を休める僅かな
間とて、奈良の我が家どうして忘れられようか
土師
巻11－4047
たのしくあそべ いひつぐにせむ
★垂姫の浦を漕ぐ船の楫を休める僅かな
間とて、奈良の我が家どうして忘れられようか
土師
巻11－4047
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