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万葉歌手、辻友子のブログへようこそ! http://tomoko.ciao.jp
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★ ゆのはらに なくあしたづは わがごとく

         いもにこふれや ときわかずなく


★ 次田の湯の原に鳴く鶴は、私のように妻を恋い慕うからか・・・

  絶え間なく鳴き続けている。

                巻6-961  大伴旅人


旅人は、大伴郎女を、赴任して直ぐに失った・・・若くて美しい妻を

遠い九州の地で失った悲しみは計り知れない。

今で言う二日市温泉の湯に浸かってもその悲しみは癒されなかったのだろう。

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★ はやひとの せとのいはほも あゆはしる 

          よしののたぎに なほしかずけり


★ 隼人の瀬戸の岩石も、鮎の走り泳ぐ吉野の滝の急流にはやはり、

  及ばない


                    巻6-960 大伴旅人

任地した大宰府で、常に奈良の都を思っていた旅人・・・その気持ちが

伝わってきます。

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★ ゆきかへり つねにわがみし かしひがた

          あすゆのちには みむよしもなし

               

★ 通勤の行き帰りにいつも、見ていた香椎の浜辺よ。

  明日からはもう、見ることも無いでしょう。



 巻6-959 豊前守宇努首男人

       (とよのみちのくちのかみうのおびとをひと)

名前が長すぎる・・・やめて欲しい・・・

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★ ときつかぜ ふくべくなりぬ かしひがた

          しほひのうらに たまもかりてな


★ 今まさに吹こうとしています、香椎の海風が・・・満潮になる前に
 
  美しい藻を刈ってしまいましょう。

   
    巻6-958  大弐小野老朝臣(だいにをののおゆのあそみ)

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★ いざ子ども かしいのかたに しらたへの   

           そでさへぬれて あさばつみてむ

★ さあ、みなのもの、香椎の干潟に白い衣を濡らし、朝の菜を

  つもうではないか

              巻6-957 大伴旅人


大伴旅人さんが、大宰府に左遷されておられた時。728年神亀5年
11月、大宰府の官人らと共に、香椎宮を参拝し終わってから、
帰るときに、馬を香椎の海辺に留めて、それぞれの感慨を述べて作った歌
です。懐かしいなぁ・・・あの頃は、そんな話があったなんて知りもしなかった・・・です。

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