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万葉歌手、辻友子のブログへようこそ! http://tomoko.ciao.jp
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次は、父親と言う難関である。

娘が生みたいと言っている、其の娘は13の年から、さまざまな苦労を重ねてきた。

今ここで、無理やりに堕胎させることは、彼女を否定することになると思った。

そうしたら、彼女は自分の人生を取り戻せなくなるかもしれない・・・・

私にだって、人並みに世間体もあり、大学まで進むのは当たり前と言う環境で

育ってきた。見栄もあれば、体裁もあった・・・決断はしたものの、悩んだ。


父親は男だし、しかも九州男児の封建的な家庭で育っている。

今までの彼女だって、とんでもないことなのに、更にこれは、「家」に関わる

問題であり、彼の社会的な立場もある。

当然ながら、反対された。17と20の見通しも何も持たない、若造である。

彼女の反抗心はすさまじく「一人でも、育てる」と、大声で叫び、父親は「それなら

勘当だ」と言った。

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この記述に関しては、父親・本人・娘・娘の彼の気持ちは私の推定でしかないので

私の主観で書いている。

だから、違う角度から見れば、全く違う出来事になるかもしれません。


彼は、親としては非常に好ましからざる経歴と家庭環境を持っていた。

何ひとつとても、好ましからざるものばかり・・・・彼は、凄く、緊張していた。

なのに・・・ひとつだけ・・・瞳がまっすぐ私を見ていた。

それだけで、馬鹿な私は「わかった」と、答えていたのだった。

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「彼が親に会いたいと言うから、まず、ママが会ってくれない」と言われた。

いきなりの事で、私は、当然ながら動揺したが、それまで、娘の酷いいじめから、

登校拒否症状、そして、転校しても、うまくいかない切羽詰まった状況、

そこで、やっと友達になった、親としてはありがたくない友人たち・・・

そういう中でのことだった。

私は、「わかった」と言い、彼と会った。

「すみません。責任とりたいと思います」と彼はいい、娘と結婚したいと言った。

娘も其のつもりだと言う。

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★ ますらをの ゆくというみちそ おほろかに 

           おのひてゆくな ますらおのとも


★ お前たちが行く道は、りっぱな男子が行くと言う道だ。いい加減な

  気持ちで行くなよ、ますらおの者どもよ

              巻6-974   聖武天皇

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★ 食す国の 遠の朝廷に 汝らが かく罷りなば 平らけく 

  我は遊ばむ 手抱きて 我はいまさむ 天皇我 

  うづの御手もち かき撫でそ ねぎたまふ うち撫でそ

  帰り来む日 相飲まむ酒そ この豊御酒は


★ をすくにの とほのみかどに いましらが かくまかりなば

  たひらけく われはあそばむ たむだきて われはいまさむ

  すめらわれ うづのみてもち かきなでそ ねぎたまふ

  うちなでそ ねぐたまふ かえりこむひ あひのまそきそ

  このとよみきは


★ 私が支配する国土の遠くの朝廷とも言うべき各地方庁を、お前たちが

  こうして下って行ったならば、平穏に安心して、私は遊んでいよう。

  腕組みをしたまま手を出すことなく、私はお出でになろう。

  天皇たる私は尊い手で、お前たちをかき撫でてねぎらいなさる。

  うち撫でてねぎらいなさる。お前たちが帰ってくる日は、ともに

  また飲む日である。この素晴らしい御酒は・・・

            巻6-973   聖武天皇

 作者は聖武天皇とありますが、そうではありません。なぜなら、自分に対して

 敬語を使うことは無いからです。たぶん、側近の誰か、また、天皇の代わりに
 
 歌を作る人が必ずいたはずですから、その人が「天皇(すめらみこと)」が

 詠んだと言うことで作られたものです。

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