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万葉歌手、辻友子のブログへようこそ! http://tomoko.ciao.jp
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★ はるののに すみれつみにと こしわれそ

       のをなつかしみ  ひとよねにける



★ 春の野原にすみれを摘みにやってきた。

  あんまり、長い冬を終えた春の野が懐かしく

  感じられて、つい一夜寝てしまったことです。


                巻8-1424   山部赤人


現代人にこの感性は伝わるだろうか・・・変な人と思われるだろうし、

何かとられるかもしれない。殆ど、路上生活者と間違えられるだろう。

でも、解るような気がする心地よい春風に吹かれて、すみれを摘んで

いるうちに、つい眠ってしまったのだろう・・・・私も、そうしたい

ものです。せちがらい、都会暮らしは疲れるばかり・・・あ~あ

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今週の木曜日、横浜山手イギリス館で「中田喜直と山田耕筰の

歌とピアノの世界」を午後3時から開催いたします。

ほぼ満席ですが、座席の追加も多少は可能なので

みなさま、ぜひいらしてくださいね!!


今回は、中田先生が金子みすヾの詩に曲を付けられた

ものを、中田先生のピアノ曲にのせて、朗読、

そして、歌います。

金子みすヾさんの宇宙的な世界にたっぷり

浸ってもらいたいと思います。


山田耕筰先生は、名曲シリーズで、みなさんがよく

ご存知の曲を歌います。正直、

難しい曲のほうが楽です。

みなさまが知っている曲を、更に、素晴らしい

歌として歌うのは逆に大変難しいです。


藤岡さんの事を思い出します。

彼は見事にそれをやってのけていました。


でも、私も、上りたい・・・・なんとかして・・・

藤岡さんのように賢くなくというか、

馬鹿・アホ・間抜けの三拍子揃いの歌手ですが、

不器用に登っていきたい。

藤岡さん、どうかどうか、導いてくださいね・・・・・


さまざまに選んだ曲なのに、殿方の曲はどうしても、

母親への思慕が底辺、また、表立って、表れています。

男性という生き物にとって、「母」がいかに重要な存在で

あるのか・・・改めて思い知らされたことでした。

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★ いえじへと そらをあおぎて そのさきに

     うめほころびて こころことほぐ


                 津路 知子

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★ はしけやし まちかきさとの きみこむと

          おほのびにかも つきのてりたる


★ いとおしいことです。すぐ近くの里にいるあなたがやってくるだろうと

  大きくのびやかに月が照り渡ることです。


             巻6-986 湯原王


月が照る日は、恋人が来る可能性のある日・・・男である湯原王が、

女の立場で歌っている・・・・やはり、前の歌と同じで男性の恋人

との逢瀬を歌っているように思う。

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★ あめにます つくよみをとこ まひはせむ

         こよひのながさ いほよつぎこそ


★ 天にいらっしゃる月読壮士よ・・・御礼の捧げものをします

  今夜の長さが、五百夜つづきますように・・・・

                巻6-985 湯原王

月の歌二首の中から一首

湯原王は志貴皇子のこです。この歌は、前後から察すると、男同士の歌と思われます。

この時代は、ほんとうに性というものがおおらかで自然なものだったのでしょう。

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