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★うのはなの 咲く月立ちぬ ほととぎす
来鳴き響めよ ふふみたりとも
★卯の花が咲く季節になった。ほととぎすよ、
やって来て鳴き声を響かせてくれ。
はなはつぼみであろうとも
巻11ー4066
来鳴き響めよ ふふみたりとも
★卯の花が咲く季節になった。ほととぎすよ、
やって来て鳴き声を響かせてくれ。
はなはつぼみであろうとも
巻11ー4066
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★あさびらき いりえこぐなえる かじのおと
つばらつばらに わぎへしおもほゆ
★朝港を出て入江を漕いでいるらしい梶の音が
しきりに聞こえるようにしきりにわが故郷の
家が思われるよ
山上臣
巻11ー4065
つばらつばらに わぎへしおもほゆ
★朝港を出て入江を漕いでいるらしい梶の音が
しきりに聞こえるようにしきりにわが故郷の
家が思われるよ
山上臣
巻11ー4065
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★ おおきみは とこよにまさむ たちばなの
とののたちばな ひたてりにして
★大君は変わらずにいらっしゃるのでしょうか。
橘卿の家の橘の実がひたすら輝いて
大伴家持
巻11－4064
とののたちばな ひたてりにして
★大君は変わらずにいらっしゃるのでしょうか。
橘卿の家の橘の実がひたすら輝いて
大伴家持
巻11－4064
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★つねよもの このたちばなに いやてりに
わごおおきみは いまもみるごと
★常世のものだと言う。この橘のように、
一層輝きませ。わが大君は今、見ているように
巻11－4063
わごおおきみは いまもみるごと
★常世のものだと言う。この橘のように、
一層輝きませ。わが大君は今、見ているように
巻11－4063
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★なつのよは みちたづたづし ふねにのり
かわのせごとに さをさしのぼれ
★夏の夜は小立ちが繁って岸の道が、たどたどしい。
船に乗って川の浅瀬ごとに棹をさしてさか上れよ
かわのせごとに さをさしのぼれ
★夏の夜は小立ちが繁って岸の道が、たどたどしい。
船に乗って川の浅瀬ごとに棹をさしてさか上れよ
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